アメリカ自転車競技連盟は、2020年2月12日に、同月26日からベルリンにて開催される「UCIトラック世界選手権2020」出場メンバーを発表した。
2016〜2018年の女子チームパシュートにて世界選手権3連覇を果たしたジェニファー・バレンテとクロエ・ダイガードが再びメンバーとしてカムバック。また、男子個人パシュート元世界記録保持者のアシュトン・ランビーによる記録更新&メダル獲得に向けてメンバーに選出されるなど、元世界最速メンバー達で再び挑むアメリカチームに注目。
以下プレスリリース抄訳
12人がアルカンシェル獲得に向けて選出
アメリカ自転車競技連盟は2月12日、2020UCIトラックサイクリング世界選手権出場メンバーを発表します。女子チームパシュートにて3回世界王者に輝いた選手を含む女子8人と、男子4人がドイツ・ベルリンへとメダルを獲得する為に旅立ちます。レースは2月26日から3月1日まで、ベルリンベロドロームにて開催されます。
「我々のチームは素晴らしい勢いで飛躍しました。東京オリンピックまでにどれだけ現状の改善と成長が出来るかを明らかにするのが楽しみです」
とアメリカチームトラック監督のゲリー・サットン氏は語っています。
ジェニファー・バレンテはベルリンのスポットライトの下、オムニアムを筆頭に5つの種目に参加。ワールドカップ最終戦ミルトン大会での優勝の後、バレンテはワールドカップオムニムアムの総合成績でタイトルを獲りました。彼女はポイントレース、スクラッチ、そして現女子ジュニアロードレース世界王者のメーガン・ジャストラブと共にマディソンに参加します。
女子チームパシュートには、現ロード個人タイムトライアル世界王者のクロエ・ダイガード、リリー・ウィリアムス、ケンダル・ライアンに加え、バレンテとエマ・ホワイトを再びメンバーに迎え、金メダル獲得を目指します。バレンテとダイガードは2018年までの女子チームパシュート世界選手権3連覇を果たしたメンバー。2019-2020シーズンの今年のメンバー構成は、直近のワールドカップミルトン大会を含めて大きな成功を収めています。
「カナダでの勝利は大きな自信へと繋がりましたが、ベルリンでの戦いは厳しくなると思います。油断はできません。私達のチームがアメリカを代表出来るのは光栄ですし、この大会が東京オリンピック前の最後の大会となります」
そう語ったのはアメリカナショナルチームメンバー、元女子チームパシュート世界王者&リオオリンピック銀メダリストのジェニファー・バレンテ。
短距離メンバーも充実したシーズンを送りました。マダリン・ゴドビーは直近のワールドカップの女子ケイリンとスプリントで銅メダル2つを獲得。マンディ・マーカートはワールドカップミンスク大会でスプリント4位を獲得、世界選手権でも同種目に出場します。
男子チームはメンバーを一新し、エイドリアン・ヘジヴェリー、ダニエル・ホロウェイ、ゲイビン・フーバー、アシュトン・ランビーがメンバーに選出されました。
男子チームは2019-2020トラックシーズンを通して素晴らしいパフォーマンスを見せています。9月にランビーは男子個人パシュートにて自身3回目となる世界記録を更新し、今回の出場メンバー4人全員がパン・アメリカ大陸にてメダルを獲得しました。
「今シーズンはとてもハードに練習しました。ベルリンはオリンピックの為の立ち位置を理解するのに良い機会だと思っています」
と男子中・長距離コーチのクレイ・ウォーシングトン氏は言及した。