『2019-2020トラックワールドカップ第5戦オーストラリア』、最終日の12月15日に女子ケイリン種目が実施された。優勝は男女アベック弾達成となるコロンビアのマルタ・バヨナ、日本から参戦した小林優香は7位、太田りゆ14位。

ケイリンのルール&勝ち上がり

最大7人が同時にスタートし、トラック6周の先着を競うケイリン。3周目まではペーサーと呼ばれる風除けが選手たちのスピードを上げ、残り3周からスプリント勝負が始まる。勝ち抜けは大会や出場人数によって異なり、1着のみが勝ち上がる場合もあれば2着、3着までの時もある。

1回戦

各国から28人が出場した女子ケイリン。全4組に分かれ各組7人が出走した。今大会の1回戦は2着までが2回戦へと進出し、2着以下は敗者復活戦へと回る。

太田りゆ

1st Round / Women's Keirin / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP V, Brisbane, Australia

世界チャンピオンのリー・ワイジー(李慧詩:香港)、欧州チャンピオンのボイノワなど強豪が集った太田の組。

レースは残り3周で太田は最後尾。強豪たちが前に出ることが困難なレースとなる中で、太田も前に出ることが出来ない。残り1周ではミシェル(カナダ)、ガクシオラ(メキシコ)が先頭で粘りながらフィニッシュラインへ。この組からはミシェルとガクシオラが準決勝へ。そして太田、リー・ワイジー、ボイノワらは敗者復活戦回りとなった。

小林優香

小林の1回戦、残り3周で前から5番目の位置に付けた小林。残り2周半で小林が前を伺うが、他の選手が進行方向に入っため、一度仕切り直す小林。最後尾となって残り1周半から仕掛け直した小林が加速していくと、そのまま先頭でフィニッシュ。小林は1回戦を1着で突破し、準決勝進出を果たした。

1回戦公式リザルト

敗者復活戦

敗者復活戦は1着のみが準決勝へと勝ち上がる。太田は残り1周で2番手と好位置に付けるが、カナダのジェネストが後方から捲くって1着。

太田は2着でフィニッシュし勝ち上がることは出来ず。結果として太田は1回戦敗退となった。

敗者復活戦公式リザルト

準決勝