2019-2020トラックワールドカップ第3戦香港』、2日目の11月29日には女子チームスプリントが行われ、ここまで2連勝を挙げてきたロシアのレギュラーチームが不参加の中、ドイツチーム(ポーリン・グラボッシュエマ・ヒンツェ)が優勝を遂げた。この種目には日本からの出場は無し。

女子のチームスプリントは2人1組。香港での開催に中国勢が3チームをエントリー(香港のエントリーは無し)させるなど、中国が力を入れてきた種目。中には2016年のリオ・オリンピックで金メダルを獲得した ゾン・ティエンシー(鍾天使)も出場していた。

中国ナショナルチームが決勝まで駒を進める形となったが、最後に対戦相手となったのは若手が台頭してきている強豪ドイツ。

レースは第1走のポーリン・グラボッシュがリードを奪い、そのまま中国の逆転を許さずに先着。今期ドイツチームとして初の金メダルを獲得した。決勝のタイムはドイツが32秒564、中国が32秒784となった。3位決定戦は中国ナショナルトラックスターズ(トレードチーム)とポーランドのレース。この勝負を制したのは中国ナショナルトラックスターズで銅メダルを獲得。

最終結果公式リザルト

ポーリン・グラボッシュ選手コメント

左:ポーリン・グラボッシュ、右:エマ・ヒンツェ

Q:おめでとうございます。若手の台頭が目立つドイツですね

そうですね。今ドイツの女子短距離には3人の選手がいます。世界選手権、東京オリンピックに向けて皆で頑張っています。チームスプリントのメンバーが誰になるのかまだ争っている最中です。

Q:チームとして最優先としている種目などあるのでしょうか?

まだ全員が若く一番年上でも22歳ですから、どの種目というのは決めきれていない状態です。とにかく速くなって、どの種目なら勝てるのか、どの種目に誰が出るのかをコーチが決める形ですね。だからチームとしても、個人としてもまだまだ速くならないといけません。

Q:個人的に好きな種目は?

うーん、、、、、勝った時にチームで感じる喜び、個人で勝った時に感じる喜び、どちらも比べようのない物なので今のところ選べません(笑)