1回戦
今回出場したのは各国から28人。リオオリンピックの金メダリストのジェイソン・ケニー(Jason KENNY:イギリス)、現世界チャンピオンのマティエス・ブフリ(Matthijs BUCHLI:BEAT Cycling Club/オランダ)、世界3位のシュテファン・ボティシャー(Stefan BOTTICHER:ドイツ)など錚々たる選手が揃い、表彰台を争った。日本からは第1戦で見事に3位に入って世界に名を売った松井宏佑と小原佑太のルーキーコンビが出走。
1回戦は4組に分かれ、各組7人が出走。上位2着が勝ち抜けて、その他は敗者復活戦へと回る。
小原佑太が死の組へ
小原が出走する1組は、いきなり決勝戦とも言える様な厳しいメンバーとなった。メンバーはブフリ(オランダ)、ケニー(イギリス)、バベク(チェコ)、ドミトリエフ(ロシア)、サロンタイ(ハンガリー)、ゾ・ユ(中国)、そして日本の小原。
オリンピックチャンピオンと世界チャンピオンが同組になった小原のレース、小原は最後尾7番目からの仕掛けとなる。残り2周半となるところで小原が仕掛けるが、5番手にいたケニーに弾かれ前に出れず。
その後は最後尾から前に出ることなく7着でフィニッシュした。尚、この組1着はブフリ、2着はドミトリエフ。
4組:松井宏佑
松井が出走した4組。世界選手権3位のボティシャー(ドイツ)、前日のスプリント種目で準優勝したホーフラント(オランダ)などが同組に名を連ねる。
松井も小原と同じように最後尾からレースを進める形となった。松井の前にはホーフラントが位置取り、残り2周までは隊列が動かず。残り2周を切ったところでホーフラントが外から加速していくと、その動きに付いていくのは松井。
しかしホーフラントが前に出れずに下がってくると松井も最後尾へと戻っていく。最終周回になっても最後尾から動くことは出来ず、松井はこの組7着でフィニッシュし、敗者復活戦へと回ることになった。