3位決定戦
迎えた3位決定戦。レース後に各選手が口を揃えて「予選の反省を改善できた」と語るように、レースの入りから積極的にペースを上げ、中間である2km地点のタイムは予選のタイムをおよそ2秒上回った。
その直後に香港チームを捕らえ、追い抜きが完了した瞬間、日本の銅メダルが確定した。
獲得したメダルの色は目指していたものではなかったが、それでもオリンピック出場の可能性がゼロでは無い限り、日本代表の戦いは続いていく。
「2本目の3位決定戦で修正できたことに関しては今後につながる走りになったと思うので、今後はさらにタイムを上げて、諦めずに頑張っていきたいと思います」と、悔しさを滲ませながら古山はコメントした。
『アジア選手権トラック2020』は、このあと21日まで5日間にわたって開催され、オリンピック種目のオムニアム、マディソンといった重要な戦いも彼女たちの前に迫っている。
なお中国と韓国との対戦となった決勝戦は、地元韓国が予選タイムを大きく更新する4分26秒966で中国を破り優勝した。
優勝:韓国 4分26秒966
2位:中国 4分31秒944
3位:日本 追い抜き勝ち