梶原「レベルの高いレースを国内でも」

実際に走ってみて点を重ねて行くうちにパーフェクト(完全優勝)を狙えると思ったので、狙っていきました。去年のポイントレースでもパーフェクトだったんですが、今年はさらに+1ラップしてのパーフェクトだったので、成長を実感できました。世界に通用する、レベルの高いレースを国内でもやっていけるように心がけました。

Q:オムニアムの種目の1つでもあるポイントレースですが。

オムニアムでは、ポイントレースで表彰台から落ちてしまう悔しい経験も、逆転して表彰台に乗る嬉しい経験もしています。それも醍醐味、見どころだと思ってます。ポイントレースはスピードと持久力両方が大事で、すべての能力が求められる種目です。

Q:この後チームスプリントにも出場されますが。

今年は地元・茨城の国体に出場するので、全日本チャンピオンのタイトルを持って挑みたいと思います。オムニアムで世界のトップ選手と競い合うにはスピード、爆発力、パワーが求められるので、持久力と並行して鍛えていきたいと思います。

鈴木奈央「100点満点中なら30点」

Q:最後のポイントで3位が決まるという展開でした。

スプリント勝負になると思ってたので、ギアはちょっと重めで走ろうと思ってました。最初の方と最後の倍点のところをしっかり集中して、真ん中らへんは自分の脚質的におそらく疲れてしまうと思っていたので、2位3位と点差を付けられないようと気をつけて走っていました。

(上野)みなみさんに逃げられてしまったところが失敗でした。でも自分の脚も一杯一杯で、集団のみんなも同じだったので、3位狙いに切り替えて「最後をしっかり取ろう」と思って、集中してやりました。

Q:100点満点でいうと何点くらい?

いや、全然・・・30点!

Q:今後はどこを強化していくのでしょうか。

競輪選手もやっているので、スプリント力は競輪でついてきていると実感しています。持久力は今回1位2位だった梶原選手や上野選手と差があるので、彼女たちに付いていけるようになって、その上で自分のスプリント力を活かせるようにしていきたいです。

中村妃智「課題が明らかになったレース」

中村妃智

途中逃げを作られてしまって、中切れした後に自分で追える脚があればよかったんですが、そのままにしてしまったのがダメだった点です。

最後(鈴木)奈央と先着した方が3位という展開になって、梶原選手がスピードがあって前に出てくるというのはわかっていたので「自分の脚を使ってどうやって番手とかの位置どりをするか」をやっていけたらよかったと思います。加速力がまだまだ不足していると身にしみたレースでした。

Q:スプリントが鍛えられたら変わっていきそうですね。

今スプリントを意識したトレーニングしかしていなくて、もっとベースを上げていきたいというのもあります。体力面を向上していかなくてはいけないと思っています。改善点がわかったレースでした。