2026年6月12日より、静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2026全日本選手権トラック』。
本記事では、大会最終日の15日、最後のプログラムとして行われた、男子・女子ポイントレースの様子をまとめてお伝えする。
ポイントレースとは?
10周ごとのスプリント周回で1着に5ポイント、2着に3ポイント、3着に2ポイント、4着に1ポイントが与えられ、最終スプリントはポイントが2倍。また、1周追い抜き(ラップ)が成功すれば20ポイントを獲得できる。最終的に「ポイント」を最も多く獲得した選手が勝利。
今回のポイントレースは、男子120周(30km)、女子80周(20km)で行われた。
男子ポイントレース
大会全体を通しての最終種目となった男子ポイントレース。兒島直樹、矢萩悠也、梅澤幹太(いずれも「HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR」)、橋本英也(JPCA)、今村駿介(Lotto-Groupe Wanty)らに加え、大学生選手も多く参戦し、18人がエントリー。
序盤は、逃げ集団ができそうになってはメインに吸収され、という流れの繰り返しでアタックが決まらない。
残り90周、3回目のポイント周回を前に、HPCJC-BRIDGESTONE ANCHORメンバー、橋本英也、今村駿介、中谷友紀(日本大学)による逃げ集団ができる。その中でポイントを獲得したのは、橋本、兒島、今村、梅澤(着順)。ここで、橋本と兒島が共に6ポイントで並ぶ。
残り84周、矢萩がペースを上げたのをきっかけに、逃げ集団が一気に加速、6人がメイン集団をラップ(1周追い抜き)すると、すぐにポイント周回が訪れ、矢萩が1着で更に5ポイントを獲得した。
レースは全体的に、HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR勢を中心とした有力選手たちの強さが目立ったが、8回目のポイント周回では住田悠人(法政大学)が1着で通過するなど、大学生選手たちも戦う姿勢を見せてポイントを獲りにいく。
残り20周のポイント周回を控えた時点で、暫定上位は兒島直樹(47ポイント)、橋本英也(41)という並び。その後、兒島1着5ポイントを獲り、橋本が2着3ポイントを獲り、点差が開く。
逆転を狙う橋本だったが、残り10周のポイント周回を前に、落車するアクシデントが発生。橋本は直後のポイントを獲ることはできなかったが、負傷しながらもすぐにレースに復帰していく。
最後のポイント周回を残し、上位は兒島が77ポイント、橋本が64ポイント、今村が54ポイント、梅澤が52ポイントとなり、兒島が事実上の優勝を決めた。残るは2~4位争いとなったが、落車の影響があったのか橋本は最後のポイント争いに絡めず。今村、兒島、梅澤の着順争いとなったが、今村が1着10ポイント、兒島が2着6ポイント、梅澤が3着4ポイント、住田が4着2ポイントを獲得。

5連覇達成!
合計ポイント83点を獲得した兒島直樹が優勝し、本大会でのポイントレース5連覇を果たした。
そして2位には今村。橋本と今村が64ポイントで並び同点だったが、フィニッシュ時の着順により今村が逆転して2位となった。3位は橋本。
男子ポイントレース リザルト
| 順位 | 選手名 | 所属 | ポイント |
| 1位 | 兒島直樹 | HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR | 83 |
| 2位 | 今村駿介 | Lotto-Groupe Wanty | 64 |
| 3位 | 橋本英也 | JPCA | 64 |
兒島直樹インタビュー「不調の中でもここは必ず獲りたかった」
Q:優勝、そしてポイントレース5連覇おめでとうございます! 今の気持ちを教えてください。
ありがとうございます。今回の全日本選手権は不調で、何度も悔しい思いをしました。だからこそ、これまで連覇してきたポイントレースは必ず優勝したいと思って、最後に力を出せて良かったと思います。これを自信につなげて、これからも結果を残していきたいです。
Q:不調というよりは、ライバルが強くなってきた、日本のレベルが上がってきたという面もあるのでは?
そうですね。確かにそう思いますが、その中で勝てなかったことはやはり悔しいです。ただ、人間なので波はあるはず。今は少し低い状態にいるのかな、と思っています。
Q:今年は、競輪選手としての人生も始まりました。その中で、どういう形で世界を目指していきたいですか?
今はトラック競技をメインでやりたいと考えていますが、競輪もおろそかにせず、出場できるときは出て、しっかり結果を残して上を目指したいと思います。








