2026年6月12日より、静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2026全日本選手権トラック』。2日目も白熱した戦いが続くなか、22人がエントリーした男子スクラッチ。最後の1周まで勝者のわからないレースとなった様子をお伝えする。
スクラッチとは?
トラック40周・10kmを走り、その順位を競う種目。
序盤は先頭を入れ替えながら周回を重ねていく。徐々にナショナルチーム所属の選手がペースを引き上げると、隊列は縦長に伸びていく。
集団から脱落していく選手が現れ始めると、残り10周でメイン集団は10数人ほどに減っていく。
そのなかで最初に仕掛けたのは山本哲央。残り7周で今村駿介と並江優作を連れ、3人で飛び出すが、橋本英也やHPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR所属選手たちもしっかり反応し追走していく。
レースの終盤、優勝争いは5〜6人の先頭集団に絞られる。
残り3周、河野翔輝が飛び出していくが、今村と橋本もタイミングを合わせて追走。そのまま2人で河野を追い抜き最終周回へ。
優勝争いは先頭の今村、追いかける橋本のスプリント勝負となった。
競輪選手のスプリント力を見せた橋本がバックストレートで今村を追い抜くと、その差を一気に広げていく。
最後は勝利を確信し、観客に勝利をアピールしながら橋本がフィニッシュラインを1番に駆け抜けた。
橋本は昨年の全トラ、5月のジャパントラックカップに続き、この種目で連勝を果たした。展開に応じた判断力とスプリントを武器に、“得意種目”で日本チャンピオンの座を守り抜いた。
男子スクラッチ リザルト
| 順位 | 選手名 | 所属 |
| 1位 | 橋本英也 | JPCA |
| 2位 | 今村駿介 | Lotto-Groupe Wanty |
| 3位 | 山本哲央 | TEAM UKYO |
橋本英也 インタビュー
Q:昨日はエリミネーションで窪木一茂選手に敗れる形となりましたが、スクラッチでチャンピオンジャージを手に入れました。
昨日は窪木選手の良い加速で負けてしまったので、今日は勝ってジャージを手にしたいと思っていました。最後は冷静にうまく脚を残して終盤のシチュエーションに備えることができましたし、すごく調子も良かったと思います。
Q:最後は今村選手との一騎打ちになりましたね。
今村選手もヨーロッパのロードで修行を積んで持久力は伸びていると思いますが、スプリント勝負になれば勝てるとは思っていました。
Q:すでに何枚もチャンピオンジャージを手にしていると思いますが、感想は?
毎年こうした大会を開催していただいているということに、まずは感謝の気持ちでいっぱいです。やはり特別なジャージだと思っていますし、日本一の名前に恥じないような活躍をこれからもしていかなければと感じています。
Q:(この大会で)あと何枚くらいチャンピオンジャージを?
あと2枚くらいは獲りたいと思ってます!頑張ります。
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