2026年6月12日より、静岡県・伊豆ベロドロームで幕を開けた『2026全日本自転車競技選手権大会トラック』。
大会初日に行なわれた男子・女子のチームスプリントの模様をお伝えする。男女ともにナショナルチーム勢がエントリーを見送ったことで、大学チームを中心とした戦いが繰り広げられた。
チームスプリントとは?
3名でトラック3周のタイムを競う種目。
3人同時にスタートし、縦1列の状態から、1周ごとに先頭選手が離脱。3人目の選手のフィニッシュタイムを競う。
男子チームスプリント
今大会では短距離ナショナルチームの選手たちを擁するチームは出場を見送っており、国内の大学チームを中心に全9チームがエントリー。
予選は、46秒674を記録して明治大学が暫定1位となったが、最終出走の日本大学が1走から明治大学をコンマ5秒近く上回るタイムで入り、最終的に45秒974を記録。参加チームの中で唯一の45秒台をマークして決勝進出を決めた。
決勝 わずかなリードを守り切った日本大学が優勝
日本大学(鶴見健二、松岡勇斗、山下翔太郎)と明治大学(藤澤佑成、中村和樹、宮崎太志)による決勝。
スタート直後、1走の藤澤が力強く踏み出し、勢いよく飛び出したのは明治大学だった。
しかし日本大学も離されることなく、1周目の通過では“コンマ05秒”差とほぼ同着で2周目へ。お互いにスピードに乗っていくなかでも僅差は続き、2走ではコンマ1秒差で日本大学が逆転し、わずかにリードする。勝負の行方は、日本大学の松岡、明治大学の藤澤の第3走に託された。
最後はコンマ3秒の差をつけて先着したのは日本大学でタイムは45秒839。わずかなリードを徐々に広げていった日本大学。予選で見せた強さを決勝でも見せ、優勝を飾った。
男子チームスプリント リザルト
| 順位 | 所属 | 選手名 | 決勝タイム |
| 1位 | 日本大学 | 鶴見健二 松岡勇斗 山下翔太郎 |
45秒839 |
| 2位 | 明治大学 | 藤澤佑成 中村和樹 宮崎太志 |
46秒125 |
| 3位 | 中央大学 | 引場正弥 金子颯 熊谷海飛 |
46秒811 |
優勝チームインタビュー:日本大学
山下翔太郎
「全日本選手権は高校生のときから出場させてもらっていました。高校でタイトルが取れなかった分、大学でリベンジすることができて心の底から嬉しいです」
鶴見健二
「強い後輩2人が頑張ってくれました。サポートしてくれるスタッフ、応援していただいた皆さんのおかげで勝つことができました」
松岡勇斗
「チームとしての最大の目標はインカレの総合優勝です。このまま調子を崩さずに、去年の優勝者としてではなく、あくまでチャレンジャーという気持ちで、ここからもう一回組み立て直して挑戦していきたいと思います」
女子チームスプリント
この3年でこのタイトルを獲得しているナショナルチームと鹿屋体育大学が出場を見送るなか、八戸学院大学、法政大学、日本体育大学の全3チームがエントリー。
予選で上位2チームとなった法政大学(濱彩春、相見涼花、鍋島実愛)、八戸学院大学(嵯峨希来、江戸優、丸子南徠)が決勝で対戦した。
決勝 法政大学が逃げ切り、今大会最初の勝者に
両チームがスタートすると、最初の1周をコンマ6秒差でリードしたのは法政大学。
2周目に入り、八戸学院大学の第2走・嵯峨が懸命に追いその差をコンマ3秒差まで縮めていく。
難しい勝負になると思われたが、法政大学の第3走・鍋島が快走を見せてフィニッシュラインへ。
リードを更に広げる形で最終的にコンマ7秒差をつけ、タイムは53秒285。法制大学が日本タイトルを得る形となった。
女子チームスプリント リザルト
| 順位 | 所属 | 選手名 | 決勝タイム |
| 1位 | 法政大学 | 濱彩春 相見涼花 鍋島実愛 |
53秒285 |
| 2位 | 八戸学院大学 | 嵯峨希来 江戸優 丸子南徠 |
54秒031 |
| 3位 | 日本体育大学 | 伊藤來未 玉井葵妃 江﨑結衣 |
54秒206 |
優勝チームインタビュー:法政大学
鍋島実愛
「自転車競技を始めてから、初めて優勝することができました。このチャンピオンジャージを着ることができてとても嬉しいです」
濱彩春
「予選の時はトラブルもあったんですが……2人も、チームメンバーも「大丈夫。いけるよ」と声をかけてくれて、精神面で支えてくれました。そのおかげで優勝することができたと思います」
相見涼花
「今回のチームもとても良かったです。インカレに向けてそれぞれがもっと成長して、タイムを伸ばしていけたらと思います」
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