2026年5月14日より、静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2026ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ』。

大会3日目(「Ⅱ」の1日目)の5月16日(土)に実施された女子スプリントには、「Ⅰ」と同じく佐藤水菜、ユアン・リイン(中国)らが出場。本記事ではレースの模様をレポートしていく。

女子スプリント

スタートリスト

予選

本部門の予選は、1人ひとりが助走付きで200mのタイムを競い合う方式(通称ハロン)。上位16人がトーナメント方式の本戦へと駒を進める。

今回はユアン・リインをはじめとする中国勢が上位タイムを占める中、終盤に走った2人、エレセ・アンドルーズ(ニュージーランド)が3位に、佐藤水菜が1位のタイムを記録する形となった。

日本ナショナルチームからは佐藤のほか仲澤春香と酒井亜樹が1回戦に進んだが、山田南は勝ち上がれず。

予選リザルトPDF

1回戦〜準決勝

1回戦からは、1対1の勝負で試合が行われる。

佐藤と仲澤が1回戦で勝ち上がりを決める中、酒井は中国のビエン・イーミンに勝てず。この段階で姿を消す形となった。

続く準々決勝では佐藤と仲澤が対決する流れに。

1本目。先行する仲澤を冷静に追いつづけ、残り半周で抜いた佐藤が得る。2本目は佐藤が仲澤に前を譲り、残り1周半で急加速していくと、フィニッシュ前の直線で仲澤を追い込んでの先着。佐藤が準決勝進出を決めた。

準決勝は2組。ユアン・リイン(中国)とエレセ・アンドルース(ニュージーランド)が当たり、ユアン・リインのストレート勝ち。もう1組では佐藤とワン・リーファン(中国)の対戦で、こちらも佐藤が2本を奪取して決勝のカードが揃う。

頂点を決める決勝は佐藤VSユアン・リイン、3位決定戦はアンドルースVSワン・リーファンという組み合わせになった。

1回戦リザルトPDF

準々決勝PDF

準決勝リザルト

決勝

佐藤水菜とユアン・リインの勝負。1本目は、佐藤の先行でスタート。ゆっくりと牽制し合いながら進む。

両者が前で攻めたいのか、1周回が終わるところでユアン・リインが前に出るが、位置をすぐに奪い返す佐藤。佐藤が前方で加速しながら最終周回へと入る。

逃げる佐藤を最終ストレートで捕らえたユアン・リインが僅差ながらも1本目を得た。

あとが無い中、2本目は、後ろから攻める形となった佐藤。

1周回目で前に出ると、残り1周半で一気に加速しユアン・リインとの距離を開いていく。4車身ほどの距離が開き、そこから佐藤が先行。佐藤がリードを守って先着し、勝負は最後の3本目に持ち込まれた。

最後に追い込み僅差のフィニッシュ

3本目は佐藤が前でスタートしたが、すぐにユアン・リインが前に出て位置関係が変わる。徐々にスピードを上げていく中、佐藤は2車身ほどの差で仕掛けるタイミングをうかがう。

後ろをチラチラと見ながら加速していくユアン・リインだが、最終周回前の4コーナーで前を向くと、その隙に佐藤が加速。両者の距離が自転車1台分に縮まって佐藤のスプリント体制が整う。

 

前で全力で加速していくユアン・リインだが、後ろの佐藤がじっと動かず残り半周。ここで佐藤がペダルを踏み上げていくと前との距離が少しずつ詰まっていく。

最終ストレートでは両者が横並びとなり、両者がほぼ同時にゴールラインを駆け抜けた。しかし最後に追い込みを見せた佐藤が僅差で先着。フィニッシュ後にはガッツポーズを見せて、中国の強豪ユアン・リインを倒し、この種目での優勝を遂げた。

 

観客の声援に応える佐藤

一方、ワン・リーファン(中国)との3位決定戦では、エレセ・アンドルースが勝利。1本目はワン・リーファンを残り1周半からの加速で追い抜き、2本目は終始レースを牽引し、逃げ切って勝利と、ストレート勝ちで3位を獲得した。

女子スプリント リザルト

順位 選手名 所属
1位 佐藤水菜 チーム楽天Kドリームス
2位 ユアン・リイン YUAN Liying 中国
3位 エレセ・アンドルーズ ANDREWS Ellesse ニュージーランド
8位 仲澤春香 チーム楽天Kドリームス
11位 酒井亜樹 チーム楽天Kドリームス
17位 山田南 日本

最終リザルトPDF

佐藤水菜インタビュー

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