チリ・サンティアゴで10月22日より開幕した『2025世界選手権トラック』。
大会2日目には、世界選手権の個人種目出場は初となる山本哲央が男子スクラッチに出場した。

40周・10kmで競われるこの種目には、日本の山本哲央のほか、2022年のチャンピオンであるディラン・ビビック(カナダ)、トビアス・ハンセン(デンマーク)ら24人がエントリーした。

アタックに次ぐアタックが繰り返されたこの種目。終わってみれば平均時速は驚異の55キロで争われた。レースが大きく動いたのは残り20周の後半。アタックが決まると強豪揃いの逃げ集団とメイン集団に分かれてレースが進む。山本はメイン集団に取り残される形となり、イウーリ・レイタオ(ポルトガル)と共に逃げ集団との距離を詰めていく苦しい展開。

体力を使いながらも逃げ集団に合流すると、16人の大きな逃げ集団はメイン集団を1周追い抜きする形となった。残り10周を切って更にこの中からアタックが掛かると、山本が前についていけずに徐々にメダル争いから遅れてしまう。

最後には初出場となるモリッツ・オーガンスティーン(ドイツ)がスプリントを制して1着。2着にヤン・ドレンボス(オランダ)、3着にイウーリ・レイタオ、山本は優勝争いに絡めなかったものの、積極的なレースで8位入賞となった。

選手名
1位 モリッツ・オーガンスティーン AUGENSTEIN Moritz ドイツ
2位 ヤン・ドレンボス DORENBOS Yanne オランダ
3位 イウーリ・レイタオ LEITAO Iuri ポルトガル
8位 山本哲央 日本

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選手インタビュー

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