チリ・サンディアゴを舞台に10月22日から26日まで開催される『2025世界選手権トラック』。
この記事では、大会の「マスコット」にフォーカスして紹介していく。
チリ大会のマスコットはアルマジロの「アルミン」
9月25日、チリ・クリコの「マヌエル・ガジャルド」自転車競技場で開催されたイベントでお披露目された、『2025世界選手権トラック』のマスコットキャラクター「アルミン」。「アルミン」のモチーフになったのは、哺乳類なのに硬い甲羅で覆われているアルマジロ。中南米の草原や砂漠に多く生息し、チリにとって馴染みの深い動物だ。
最大の特徴は、チリの国旗と同じ赤・青をメインにしたスキンスーツ。さらにスポーツグラスやグローブまでしっかり装備し、いつでも自転車競技に取り組めそうな姿をしている。
イベントではカメラに向かって腕を上げたり、ノリノリで手を振る姿を披露。南米らしい陽気な性格も感じられる。
グッズも人気?の世界選手権マスコット
ちなみに、過去2年は以下のマスコットが大会を盛り上げた。
スヴェン・ザ・スワン/2024世界選手権トラック(デンマーク・バレラップ)
デンマークの作家、ハンス・クリスチャン・アンデルセン作の「みにくいアヒルの子」にも登場し、デンマークの国鳥としても定められている白鳥がモチーフ。
バレラップ・スーパーアリーナの側の水辺で生まれ育ったというバックボーンを持ち、自転車トラック競技の虜になったことからマスコットに就任したというスヴェン。デンマークが誇る名選手、ミカエル・モルコフのキャリアを讃えるという意味も持っていることが語られ話題となった。
クー/2023世界選手権(イギリス・グラスゴー)
13もの自転車競技の世界選手権を史上初めて同一のイベントとして実施した2023年大会では、「クー」が登場。
モチーフになったのは、長い角と毛むくじゃらな体が特徴的なスコットランド在来種の牛だ。
アルカンシェルカラーの角がチャームポイントのクーは、ギフトショップでもかなりの人気を博したそう。
開催国のアイデンティティを世界に発信しながら、活躍した選手たちを祝福してきた世界選手権のマスコットたち。
今大会では、そんなポイントにもご注目いただきたい。
参照:
UCI Tissot 2025 Track World Championships公式サイト
UCI Tissot 2024 Track World Championships | Facebook
The Best of 2023 UCI World Championships in Glasgow | Bicycling