国民スポーツ大会(国スポ)。2024年より国民体育大会(国体)から国民スポーツ大会(国スポ)に名称が変更されており、2025年は滋賀を中心に様々な種目が行われる。
この記事では国スポ2025大会の自転車競技について、概要をお伝えする。
国スポ2025 自転車競技 開催日程
ロードレース
カテゴリ | 男子A 男子B 女子 |
開催地 | 東近江市(滋賀県) |
会場 | 東近江市特設 ロードレースコース |
日程 | 9月21日(日) |
トラック競技
カテゴリ | 男子A 男子B 女子 |
開催地 | 向日市(京都府) |
会場 | 京都向日町競輪場 |
日程 | 9月22日(月)〜25日(木) |
国スポ2025 自転車競技 実施種目
実施種目は以下のとおり。以前は女子500mTTが実施されていたが、UCIルール変更(男女同一の走行距離へ改正)に伴い、国スポでも女子1kmTTが行われる。
種目 | カテゴリ | 決勝日 |
個人ロードレース | 男子A 男子B 女子 |
9月21日(日) |
1kmTT | 男子A 男子B 女子 |
9月24日(水) |
スプリント | 男子A 男子B 女子 |
9月25日(木) |
ケイリン | 男子A 男子B 女子 |
9月25日(木) |
チームスプリント | 男子 女子 |
9月23日(火) |
スクラッチ | 男子A 男子B 女子 |
9月24日(水) |
ポイントレース | 男子A 男子B 女子 |
9月24日(水) |
チームパシュート | 男子 | 9月23日(火) |
※参加人数、参加状況により変更の可能性あり
カテゴリの区分や、出場できる選手は?
国スポにおける自転車競技では、男子A、男子Bといったカテゴリ分けがされている。その内容は
男子A:U23カテゴリ以上
男子B:ジュニアカテゴリ
女子:ジュニアカテゴリ以上
となっており、U17以下やマスターズは参加できない。
これらを合わせると、出場できる選手は
男子A:高校卒業〜30歳までの人
男子B:男子高校生
女子:高校生〜30歳までの人
と考えればおおよそ合致する。
※マスターズは「30歳以上かつこの区分を選択した人」のため、30歳以上でもエリートカテゴリにいることは可能
プロ選手は出場不可
以前の国体の見どころのひとつに「ガールズケイリン選手が競技で活躍する」というものがあった。
というのも、かつての出場規定には
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UCIワールドチーム、UCIプロフェッショナル・コンチネンタル・チームとプロフェッショナル競技者として契約していた者、または自転車競技法に定める競輪振興法人に選手として登録していた者は、契約または登録を消除してから満1年を経過しなければ次の大会に参加できない
・全国都道府県対抗自転車競技大会
・国民体育大会
ただし、各チーム1名までの女子競技者についてはこの限りではない
(JCF登録者規定 第3条)
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というものがあり、ガールズケイリン選手や、女子のプロロードレース選手は例外的に出場が許可されていた。
しかしこのルールが2024佐賀国体から変更され、プロ選手は一律出場ができないものとなっている。
ナショナルチーム所属選手は出場の可能性も
一方で、競輪選手ではないナショナルチーム所属選手は、国スポに出場する可能性がある。
番組編成会議をもとに、詳しい情報が公開される予定。ぜひ楽しみにお待ちいただきたい。