8月14日に200mFTT(助走ありの200mタイムトライアル)の世界記録を打ち立てたマシュー・リチャードソン。
翌8月15日に「8秒857」という記録を打ち立て、なんと24時間後で自身が持つ世界記録さらに短縮した。
偉業達成翌日の再挑戦
トルコ・コンヤのヴェロドロームにて、人類史上初の8秒台に足を踏み入れたリチャードソン。しかし、挑戦直後のコメントで「スプリントレーンの外側を多く走った」ことからさらなる記録更新の手応えを持っていることを語っていた。
それを受け、偉業達成の翌日に同じくコンヤのヴェロドロームを確保。すかさず“再挑戦”を行い、さらに記録を0.084秒縮める走りを披露した。
8.857 seconds 🤯
Watch Matt Richardson's full ride as he breaks the flying 200m world record. Again. @UCI_Track | @Shell_UKLtd pic.twitter.com/Rb9dxG8Ayb
— British Cycling (@BritishCycling) August 15, 2025
もっと欲しかった
2日連続での記録更新を実現させた後、リチャードソンは「昨日は本当に嬉しかったけど、まだタンクには余裕があった。もっと欲しかった」「可能な限りスプリントレーンを走ればもっと時間を詰められると分かっていた」と語ったほか、「大きな安心を感じる」とともに、「(記録は)もはや自分のコントロール外にある」とコメントしている。
平均スピードは時速81.3km
今回の記録の平均スピードは、驚愕の時速81.3km(初日の挑戦の平均時速は80.5km)。
高速道路を走る車と遜色ない走りを、人力で生み出したこととなる。
完全に“新たな扉”が開いたと言える200mFTT。さらなる記録が生まれる日が来るのか。期待して待ちたい。