レースの“支配者”垣田真穂

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垣田真穂 インタビュー

Q:今大会2つめの金メダル、今のお気持ちを聞かせてください。

アジア選手権の、個人種目でのレース系は初めてだったので、レース前は少し不安がありましたが、しっかり優勝することができました。自分が望んだ展開に持っていくことができて良かったです。

Q:序盤、ちょっと停滞するような展開でしたが、中盤以降はどんどんとポイントを積み上げて行きました。

前日に、ダニエルコーチから「この舞台では、1回目のポイント周回で脚を見せつけてしまうとそこからずっとマークされてしまう」というアドバイスを受けていたので、1回目は様子を見て、他の選手がどれだけスプリント力があるのかを見ていました。100周という長い距離のなかで、しっかりと考えて走ることができたと思います。

Q:ご自身で評価すると、何点のレースでしたか?

点数……70点くらいですかね(笑)。
自分としては、最後に逃げた時にバテてしまったのが残念だったのですが、コーチをはじめいろいろな方が褒めてくれたので、良いレースができたのかなと思います。

Q:この勝利につながった要因は?

ジュニアの時は、ポイント周回を取ることしか考えられなかったですが、今はどのタイミングで逃げようか、という部分も考えながら走ることができています。そこが、勝利につながったと思います。

Q:ゴールした直後、不安そうな表情を見せていましたがあれは?

ゴールしたタイミングで自分の直後にほかの選手がいて、その選手はその瞬間はゴールではなかったので、「どうしよう」と思いながら慌てて内側に降りたのですが、「もしかしたら失格になるかな?」と不安でいっぱいでした(笑)。