2024年12月21日〜2024年1月18日の期間、オーストラリアのタスマニア地区で開催されている『タスマニアカーニバル』。

『タスマニアカーニバル』で実施される陸上競技

こちらも『タスマニアカーニバル』で実施される種目の1つ

例年タスマニア地区の複数会場を巡回し、連日に渡り自転車競技や陸上競技などが実施されるイベントだ。

日本からはダニエル・ギジガー中長距離ヘッドコーチ引率のもと、下記の男女6選手が参戦した。

男子 松田祥位、兒島直樹、橋本英也、河野翔輝
女子 内野艶和、池田瑞紀

南半球でレース三昧

2024年大会は計8会場を巡回。

日本トラック競技ナショナルチームメンバーも本カーニバルに参戦し、計5会場*にてロードレースやトラック競技に出場した。

※12月30日に開催された「Ulverstone Criterium」はリザルトが1月9日現在未公開。公開次第の追記予定。

UCI公式大会ではないだけに、特にトラック競技では傾斜がほぼないバンクを走ったり、普段とは異なるルールの種目に参戦したりなど、”貴重な経験”を積んだ日本ナショナルメンバー。

大会公式写真と一緒に、日本選手のリザルトを一挙に紹介する。

ギルモア・クラシック(12月26日)

日本チームにとっての初戦は、タスマニア・ローンセストン(Launceston)にて開催されたロードレース・クリテリウム『Gilmore Classic』。

タスマニアへ向かった日本チーム全メンバーが出場し、松田祥位がいきなり優勝。

フィニッシュ後は地元の観戦客が集まるなか、大きくガッツポーズを掲げ強さをアピール。

参照:The EXAMINER 提供:TasCarnival

優勝で初陣を飾った松田の活躍は地元誌の1面にも掲載され、大きく報じられた。

女子ではUCIウィメンズワールドチームに所属するジョージア・バーカーらが出場する中、内野が2位集団でフィニッシュするも僅差で4位。池田も2位と約1秒差に詰め寄るも7位でレースを終えた。

男子ロードレース・クリテリウム

選手名 タイム
1位 松田祥位 日本 1:04:18.70
2位 ハミッシュ・マッケンジー Hamish Mckenzie オーストラリア 1:04:19.14
3位 カート・イーサー Kurt Eather オーストラリア 1:04:19.43
6位 兒島直樹 日本 1:04:54.17
7位 橋本英也 日本 1:05:30:47
DNF 河野翔輝 日本

女子ロードレース・クリテリウム

選手名 タイム
1位 ケイラ・ウィル Keira Will オーストラリア 48:22.73
2位 ジョージア・バーカー Georgia Baker オーストラリア 48:45.31
3位 クラウディア・マークス Claudia Marcks オーストラリア 48:45.33
4位 内野艶和 日本 48:45.70
7位 池田瑞紀 日本 48:46.54

リザルト

ローンセストン・カーニバル(12月28日)

2会場目はトラック競技。タスマニア・ローンセストン(Launceston)に位置する屋内自転車競技場「Silverdome」が舞台。

男子種目ではマディソンにて、兒島・松田ペアが優勝、橋本・河野ペアが続く2位に輝くワンツーフィニッシュを見せ、会場を沸かせた。

女子ではスクラッチで内野が、ポイントレースで池田が優勝を勝ち取った。

その他「ローンセストン・カーニバル」ではケイリンも実施され、中長距離メンバーながらも男女ともに出場した日本チーム。

日本の競輪選手である橋本英也・内野艶和が日本トップの成績で表彰台入りを果たし、池田瑞紀も3位に入賞するポテンシャルを見せた。

男子スクラッチ

選手名
1位 マグナス・ジェイムソン Magnus Jamieson ニュージーランド
2位 兒島直樹 日本
3位 グレアム・フリズリー Graeme Frislie オーストラリア
5位 河野翔輝
9位 松田祥位

男子マディソン

選手名 ポイント
1位 兒島直樹
松田祥位
日本 46
2位 橋本英也
河野翔輝
日本 31
3位 グレアム・フリズリー
コーナー・リーヒー
Graeme Frislie
Connor Leahy
オーストラリア 27

男子ケイリン

選手名
1位 バイロン・デイビス Byron Davies オーストラリア
2位 ダニエル・モートン Daniel Morton ニュージーランド
3位 橋本英也 日本
4位 松田祥位 日本
5位 河野翔輝 日本

男子1km*

※『タスマニカーニバル』の公式リザルトでは「タイムトライアル(TT)」の記載はなく、映像でもTTの実施は確認できず。1kmを複数選手で混走するいわば「1kmスクラッチ」の可能性もあるため、本記事では種目名を「1km」と記載する。

選手名
1位 バイロン・デイビス Byron Davies オーストラリア
2位 ダニエル・モートン Daniel Morton ニュージーランド
3位 ルーベン・スミス Reuben Smith オーストラリア
10位 河野翔輝 日本
12位 松田祥位 日本

男子Wheel Race*

※『タスマニアカーニバル』やオーストラリアで実施される独自種目『Wheel Race』。主に最終着順を競うスクラッチと同義だが、選手の能力によってスタート位置のハンデ付けが実施される傾向がある。(参照:Cycling News

選手名
1位 マーシャル・アーウッド Marshall Erwood ニュージーランド
2位 松田祥位 日本
3位 兒島直樹 日本
DNF 河野翔輝 日本

女子スクラッチ

選手名
1位 内野艶和 日本
2位 池田瑞紀 日本
3位 クリスティーナ・クロナン Kristina Clonan オーストラリア

女子ポイントレース

選手名 ポイント
1位 池田瑞紀 日本 14
2位 ニコル・ダンカン Nicole Duncan オーストラリア 14
3位 内野艶和 日本 14

女子ケイリン

選手名
1位 クリスティーナ・クロナン Kristina Clonan オーストラリア
2位 内野艶和 日本
3位 池田瑞紀 日本

女子1km

選手名 タイム
1位 ローレン・ペリー Lauren Perry オーストラリア 1:15.33
2位 エラ・リアン Ella Liang オーストラリア 1:15.85
3位 アラナ・レイク Alanah Lake オーストラリア 1:16.42
10位 池田瑞紀 日本 1:25.80
12位 内野艶和 日本 1:26.92

女子Wheel Race

選手名
1位 オデット・リンチ Odette Lynch オーストラリア
2位 マイア・ウォルフェンデン Mya Wolfenden ニュージーランド
3位 エリザベス・ナスパン Elizabeth Nuspan オーストラリア
4位 池田瑞紀 日本
5位 内野艶和 日本

リザルト

松田・池田が好調ぶりをアピール!12月29日〜31日

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