10月16日よりデンマーク・バレラップにて開幕した『2024世界選手権トラック』。
大会3日目に行われた女子個人パシュートはアンナ・モーリス(イギリス)が優勝した。
女子個人パシュート
3kmでの実施は今年がラストとなる女子個人パシュートには、20人が出場。
9月の全日本選手権トラックで日本記録を塗り替えた垣田真穂のほか、元世界女王クロエ・ダイガート(アメリカ)ら強豪20人が顔をそろえた。
予選でのタイム上位が、メダル決定戦に進む形で実施される。
予選
垣田のタイムは3分30秒850。9月の全日本トラックで自身が記録した3分28秒122を更新することはできず。全体の13位の結果となった。
予選トップは3分15秒663の世界新記録を樹立したクロエ・ダイガート。それまでの世界記録を1秒以上更新するタイムで会場を沸かせ、決勝進出を決めた。予選2位はアンナ・モーリス(イギリス)、3位にブライオニー・ボサ(ニュージーランド)、4位がフランチスカ・ブラウス(ドイツ)。
決勝 逆転勝利 モーリスが世界一
予選で世界記録を更新したダイガートvsモーリスの金メダル争い。会場は新たな世界記録の樹立に期待を膨らませ、注目が集まった。
ダイガートが予選と同じペースでタイムを刻んでいくと、再度の世界記録更新に期待が掛かる。2kmまではダイガートがリードするが、僅差でモーリスが粘り強く耐えて行くと残り3周の時点でモーリスがダイガートを逆転する。
その後もダイガートの追い上げを許さず徐々にその差が広まっていき、3km地点を先に通過したのはモーリス。
フィニッシュタイムを3分16秒560として、世界記録更新とはならなかったが、世界チャンピオンの座に輝いた。
3位決定戦はブリオニー・ボサがおよそ3秒の大差の勝利で銅メダルを獲得した。
選手名 | チーム | タイム | ||
1位 | アンナ・モリス | MORRIS Anna | イギリス | 3:16.560 |
2位 | クロエ・ダイガート | DYGERT Chloe | アメリカ | 3:16.877 |
3位 | ブライオニー・ボサ | BOTHA Bryony | ニュージーランド | 3:21.086 |