デンマークの自転車トラック中長距離・ロード選手であるミカエル・モルコフ。パリオリンピックマディソンで銅メダルを獲得した名選手は、2024シーズンをもって現役生活を終了することを公表している。
12月に現役レース終了
モルコフは、10月6日に行われたParis Tourにて、すでにロードレーサーとしてのキャリアを終了している。
「プロのロードライダーとして最後に自分の番号にピンをつけます。歴史的なレースでサークルを閉じることができてとてもうれしい。(中略)長年にわたって私を支えてくれたみんなに感謝します。 チームメイト、スタッフ、同僚 – 戦ってくれてありがとう👊」
続いてモルコフは、10月16日から開催される『2024世界選手権トラック』へ出場予定。開催地は自身のホームである、デンマーク・バレラップ。パリでのメダル獲得後、自国でも有終の美を飾ることができるかに注目が集まる。
年末のレースでラスト
大きな舞台でのレースとしては上記の『2024世界選手権トラック』が最後となるが、モルコフは12月28日に同じくバレラップで開催される『100km International Madison』という大会が「背番号を背負う最後のレース」になるとコメントしている。
本大会はマディソンのみが実施される、UCIクラス2の公式戦。マディソンスペシャリストのモルコフらしい選択だ。
「バレラップはさまざまな意味で私のキャリアの礎となっており、私にとってすべてが始まった場所。ここ以上にふさわしい結末は思いつきません」
とモルコフ自身も語っている。
今後はコーチに
2024年で39歳。20年ものキャリアを積んできたモルコフは、2025年よりデンマーク代表のコーチに内定している旨がデンマーク地元メディア「Ekstra Bladet」により報道されている。
Michael Mørkøv bliver dansk landstræner i cykling | Ekstra Bladet
ロードとトラック両方で活躍してきた選手による若手育成は、今後のデンマークチームの進化に一役買いそうだ。まずはモルコフ最後の世界選手権での走りに、ぜひ注目していただきたい。