『2024全日本選手権トラック』の最終日、4日間にわたる戦いの最後に行われたのはポイントレース。
大会を締め括るこの種目は、男子は兒島直樹、女子は内野艶和が制した。
ポイントレース
男子は30km、女子は20kmで行われる種目。10周回ごとに1位~4位に対して5点、3点、2点、1点が割り振られる。フィニッシュ着順では各ポイントが倍になり、レース中に集団に1周差を付ければ20点を獲得できる。最終的に高ポイントを獲得した選手が勝ち。
男子ポイントレース
男子は13人が出場。
ポイント周回を前に数人が集団を抜け出し、その後はまた一団に、という展開が続く。
このレースの中心となったのは、今大会ここまで3つのメダルを獲得している兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)。
中盤では3回連続で1位を取り、レースを徐々に支配していく。
残り35周を切ってから兒島、山本哲央(チームブリヂストンサイクリング)、矢萩悠也(京都産業大学)の3人がアタックすると、30周を切るところで3人ともにラップ(+1周)を決め、メダル争いはこの3人に絞られた。
勝負は兒島の優勝が濃厚となった残り2周。新井敬太(日本大学)が抜け出すところ、大仲凜功(シマノレーシング)が外から追いかけるが、ここでも兒島直樹が仕掛けていく。
最後の直線で先頭へ立つと、最終周回でも1位を獲得した。
最終を61ポイントとして、この大会4つめの金メダルを手中に収めた。2位は山本哲央、3位は矢萩悠也。
順位 | 選手名 | チーム | ポイント |
1位 | 兒島直樹 | チームブリヂストンサイクリング | 61 |
2位 | 山本哲央 | チームブリヂストンサイクリング | 33 |
3位 | 矢萩悠也 | 京都産業大学 | 28 |
優勝:兒島直樹選手インタビュー
どの選手からもマークされることはわかっていたので、レースを支配する気持ちで挑みました。実際に支配することができたと思います。
連日の疲労が残った中でのレースでしたが、うまくまとめられました。3連覇という結果となり、自信になりました。
Q:今大会4つめのメダルとなりました。
4日間、結果を残すことはできましたが、まだまだ満足してはいません。
もっと上を目指して頑張ります。