2024年9月6日より、静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2024全日本選手権トラック』。
大会に3日目に行なわれた男子ケイリンは、山﨑賢人が優勝した。

ケイリンとは

日本の競輪から発祥したオリンピック種目。ペーサー離脱後にスプリント勝負が展開され、最初にフィニッシュした人が勝ち。日本の競輪と違ってラインなどの連携は認められていない。

男子ケイリン

山﨑賢人(チーム楽天Kドリームス)や橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)をはじめ、2日目のスプリントでも実力を発揮したJIK(日本競輪選手養成所)の市田龍生都、三神遼矢ら27人が出場。

1回戦リザルト
敗者復活戦リザルト

1回戦〜敗者復活を経て、準決勝は2組、合計12人の戦い。
3着までが決勝進出となる。

準決勝

第1組

井出晃太郎(中央大学)
中石湊(JPCA)
吉川敬介(日本大学)
佐々木眞也(JPCA)
三神遼矢(JIK)
阿部英斗(JPCA)

残り2周から積極的に三神が先行。直線で一緒に伸びてきた井出、阿部が1、2着。先行するも粘った三神が3着に入り決勝に進出した。

第2組

山﨑賢人(チーム楽天Kドリームス)
丸山留依(JIK)
髙佐龍太郎(日本大学)
村上明(日本大学)
市田龍生都(JIK)
青木光琉(新潟食料農業大学)

残り2周で青木と村上がスピードを上げ大きなリードを取るが、残り半周では山﨑が加速して先頭へ。直線で若干スピードを緩めた山崎を、市田が外から交わして1着。2着に山崎、3着が丸山。日本一を決める決勝のメンバーが揃った。

準決勝リザルト

決勝 アフロの力

決勝戦への出場は以下のメンバー。

井出晃太郎(中央大学)
市田龍生都(JIK)
阿部英斗(JPCA)
山﨑賢人(チーム楽天Kドリームス)
三神遼矢(JIK)
丸山留依(JIK)

井出、市田、三神、丸山、山﨑、阿部の並びでスタート。

ペーサーが退避した瞬間に果敢に動いたのは丸山だった。
丸山が先頭となり、残り2周で井出、三神も動きだすと山﨑も続いて仕掛かけていく。

最終周に入るところで内から丸山、井出、三神と並び、4番手には山﨑。

山﨑が内に閉じ込められかけるが、三神を押し出す形で力強く踏み込んで行く。

力強い推進力を見せて残り半周で井出に並んだ山﨑がそのまま先頭となり1着でフィニッシュ。
2着には市田が最後に外から鋭い追い込みを見せて2着、3着に阿部となった。

レース後には審議が行われ、山崎には警告が与えられたが、着順は変わらず山﨑が優勝、2位に市田、3位に阿部という最終結果となった。

順位 選手名 所属
1位 山﨑賢人 チーム楽天Kドリームス
2位 市田龍生都 JIK
3位 阿部英斗 JPCA

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優勝:山﨑賢人選手インタビュー

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