「トラック競技における革命」をテーマの1つに掲げ、2021年に初開催された『UCIトラックチャンピオンズリーグ』。

『パリ2024オリンピック』終了後、チャンピオンズリーグ2024年大会への「招待選手 第2弾」が発表された。
本記事では2024年大会の新たな選考基準と、第1・第2弾に発表された招待選手*たちをご紹介していく。

※今回発表されたのは、あくまで「事前招待選手」であり「出場決定選手」ではない。選手側が各個人の日程やコンディションを考慮し、出場を承諾すれば、正式エントリーとなる。

選考基準は「優秀な成績を収めた者」

「招待制」で出場選手が決定するトラックチャンピオンズリーグ。「この大会・この種目の上位〜選手まで」というような明確な選考基準はなく、あくまで特定の選考大会で「『優秀な成績(outstanding results)』を収めた者」が出場権を与えられる対象となる*。

選考大会

・パリ2024オリンピック
・2024世界選手権トラック
・2024ネーションズカップ
・2023トラックチャンピオンズリーグ
・各大陸選手権トラック(2024年開催)

選考人数

スプリント種目:男女18人ずつ
エンデュランス種目:男女18人ずつ
合計:72人

※選考大会での成績に関わらず、突出した才能が認められた選手を選出したり、大会の多様性を促進するためにワイルドカードが適応される可能性もある。ワイルドカードの対象枠数は未発表。

「世界最高峰(The very best)」を約束する選考基準

2023年大会から若干の変更が加えられた『2024トラックチャンピオンズリーグ』の選考基準。2023年大会では主に同年の世界選手権の結果を基準としていたものの、2024年大会では様々な主要大会でのパフォーマンスが考慮されるようになった。

この変更の理由について、UCIのダビデ・ラパルティアン会長は大会公式リリースで以下のようにコメントしている。(意訳)

UCIダビデ・ラパルティアン会長 コメント

「新たな選考基準の導入により、かつてないほどに世界最高峰(The very best)の選手が集まる大会が約束されます。様々な大会ステークホルダーが評価基準の見直しに貢献したことで、より才能のある選手を世界中から選出できるようになりました。

2021年の大会創設以来、トラックチャンピオンズリーグはトラック競技シーズンを華々しく締めくくってきました。2024年大会では、UCIのトラック競技大会で素晴らしい成績を収め、世界最高峰の選手であることを証明したライダーたちが参戦します。とても楽しみでなりません」

出場権を獲得した「14人」の最高峰選手たち

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