中野慎詞
Q：ストレートで準々決勝に進出です。1回戦はどのようなレースプランでしたか？
残り3周からどんどんレースが動いていくというのが、自分の前の組や女子のレースでも見られていました。なのでその波に乗り遅れないよう、いつでも仕掛けられるよう準備して挑みました。せこいレースをしても置いていかれると思っていたので、行けるところで行く、という感じでした。
Q：実際の流れは想定通り？
想定していなかった選手が動いたのですが、うまく流れに乗ってできたと思います。動いた選手がどのような選手で、その様子を伺いながら、しっかり自分でも仕掛けていけたので、良かったと思います。自分の長所はロングスプリント。「どこからでもいけるぞ」という気持ちで走っていたので、それがレース運びに繋がったのかなと思います。
1回戦を突破したのは良かったですが、ここがゴールではありません。明日は1本1本が重要なレースになるので、しっかり冷静にレースを見て進めたいです。
Q：チームパシュートから間が開きましたが、どのような心境で過ごしていましたか？
冷静に待っていた感じです。気持ちのコントロールが本当に重要なので「早く走りたい」と考えてしまうとそっちにエネルギーを取られてしまう。ルーベでの合宿中は戦術について色々コーチと話していましたが、合宿の最終日に「そういうのは今日までにしろ、もうしっかり教えるべきことは教えたし、振り返りもできたはずだ。あとは出走表が出てから考えろ」と言われていました。
とはいえ、本当に考えないのは無理。「だめだ、考えちゃいけない」と思う瞬間はありました。でもできるだけ考えないように過ごしていました。
Q：日本チームのここまでの結果はどのように見ていますか？
コーチも「オリンピックは簡単ではない」と言っていましたし、それはみんな思っていることだと思います。まずは自分のレースをこなさなければ成績に繋がらないので、自分のレースに集中しています。今日は自分の世界にうまく入れました。
太田海也
Q：1回戦、そして敗者復活戦と2本のレースを行いました。
1本目は実力を発揮できない展開に入ってしまいました。自分の力を出したところで牽制があったりして、気持ちよくないレースだったなと思います。2本目までの間、気持ちを切り替えることに必死でした。
Q：スプリントのレースでイエローカードを持たされている状況。それは影響しましたか？
それによって消極的なレースになった、という部分はありません。積極的にいこうと思っていましたが、他の選手のワーニング（イエローカード）があったりして踏み出したところでつまづいたような感じでした。コーチと振り返りをしても「改善できるところはなく、ケイリンの仕方が無いところが出たね」という話になりました。
Q：敗者復活戦まではどのようなことを考えていましたか？
発表されたメンバーを見て、実力を発揮できれば必ず勝ち上がれると思いました。自信がなくなるようなレースが続いてしまっていたので、自信を持って敗者復活戦に挑むよう心がけました。
Q：明日のレースに向けて意気込みをお願いします。
明日はより積極的なレースをして、メダルを目指して頑張りたいです。
次のレース予定
いよいよトラック競技およびパリオリンピック最終日、8月11日。女子オムニアム、女子スプリント、男子ケイリンが行われる。
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