9位:太田りゆ
メダルを目指してやってきたのですごく悔しいですが、悔いはないです。準々決勝は脚を使わずにちゃんと4着に入ることを意識したレースでした。準決勝は、自分のスタイルで勝負しにいった結果。全力でやって負けました。
順位決定戦は地元フランスのマチルド・グロ選手が前にいて、王者と言われるフリードリッヒ(ドイツ)が後ろにいました。ロングスプリントになることを想定して、マチルドをフォローして最後に差す狙いでした。やることをやった結果かなと思います。
Q:9位という結果については?
パリオリンピックでメダルを獲ることを目標にやってきたので、メダルを持って帰れないことは悔しいです。でもやってきたこと、そして今日のレースに関しても悔いはありません。
Q:さまざまな経験を得た大会だったと思います。
待ちに待った舞台で全力で戦えて、最高の歓声を浴びて、最高の景色を見ました。本当に素晴らしい経験になりました。ハイレベルな戦いの中で一生懸命レースができた自分を誇りに思います。オリンピックに向けて歩んできた道のりは私にとって宝物です。いろんな経験を糧に、もっともっと成長していけるようにしていきたいです。
Q:明日のスプリントについての意気込みを聞かせてください。
まずは自己ベストの更新。それを経て結果がついてくると思いますので、まずは自己ベストを目標に頑張りたいと思います。
13位タイ:佐藤水菜
「その日の第1レース」に自分の壁があると改めて感じました。
準々決勝はずっとハイペースで、自分のチャンスもあるだろうと思っていましたが、レースの間が開いてしまったことでペースを掴むのが難しい部分がありました。コーチの指示通りにケイティ・マーシャン選手を追う作戦でしたが、結果として自分のタイミングではないところで仕掛けることになったかなと思います。でもそれは結果論です。エマ・ヒンツェ選手が上手かったです。
またコースを締める、有利になるようにレースを運ぶことが苦手で、勝てるコースを他の選手に譲る結果になってしまいました。そこも敗因です。自分としては厳しいレースだったと感じます。でも良い経験になりました。
これが自分の実力だと分かっているので、悔しいという感じではないです。力負け、実力を発揮した上での負けなので、やり切れました。最善を尽くせたわけではないですが、一生懸命やることはできたと思います。悔いはないです。
「その日の第1レース」についてはこの後のスプリントでも起こってくる問題なので、そこをどう乗り越えられるかが課題だと思っています。
Q:スプリントへの意気込みを聞かせてください。
日本新記録は必須だと思っています。予選でしっかり自己ベストを出し、上位に食い込んで勝ち上がれるよう頑張りたいです。
次のレース予定
トラック競技5日目は8月9日、日本時間21:00からスタート。女子スプリント、男子スプリント、女子マディソンが行われる。
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