梶原悠未
最初の2周半チームのスピードを作り、後半まで維持して全体をまとまる役割でした。ベストなパフォーマンスは発揮できたと思います。
ひとりひとりがベストのピーキングをして、一番強い状態で臨むことができました。この2年間みんなでチームパシュートの練習をしてきたので、その成果がこの4分13秒に発揮できたと思います。若い選手たちが初めてのオリンピックで堂々と戦えていました。
今日良いパフォーマンスを発揮できたので、11日のオムニアムでの目標達成に向け、頑張っていきます。
内野艶和
Q:日本記録更新となりました。
そこについてはとても嬉しいです。自分達としてのベストが出たということは、素直に喜んで良いことだと思います。
緊張が出て、序盤に設定タイムより少し速く入ってしまいましたが、それでも最後まで落とし切ることなく、しっかりみんなで回して走れたと思います。最初の半分くらいは結構速いペースになっていたと思います。
Q:日本新の要因は?
みんなの本番に対する強い気持ちもそうですし、この大会で実力をしっかり発揮できたこともあると思います。
Q:世界との壁の面はいかがですか?
チームパシュートでのオリンピック出場は、日本にとって初めてのことです。これまでも世界とのタイムの壁は感じてきていますが、これまでは4秒とか5秒の差だった中、今回は結構迫ることができました。だからこそ、もちろん嬉しい気持ちもありますが、悔しい気持ちも生まれているのだと思います。「あと少しで」というところがあります。
垣田真穂
自分は4走。1走・2走が作ってくれたペースをキープして、キツい役割でもある1走・2走を長く前を牽いて休ませる役割、それから最後のゴールでしっかり上げてみんなを引っ張る役割です。2ローテ目の時にちょっと落としちゃって、タイムをロスしてしまったなと思います。
この日のためにみんなで頑張ってきて、ベストを尽くすことはできたと思います。日本記録を出せたことは良かったんですが、走り終わって他の国のタイムを見ると「もう少しで予選を上がれたんじゃ」という気持ちがあって、悔しい気持ちがあります。
Q:思ったより接戦に持ち込めたという感覚でしょうか?
そうですね。しっかり集中して、ゾーンに入ることもできました。ここに来るまであまり良い感覚がなかったですが、しっかりここに合わせて走れたのだと思います。
Q:ロサンゼルスでもおそらくチームパシュートを狙うことになるかと思います。
結成して約2年のチームです。車間をもっと詰めるとか、まっすぐ走るとか、基礎的な力をつけて、次のオリンピックではメダルを目指せるようにしたいです。今回のレースでそれに近づけたかなと思います。
Q:次はマディソンが残っています。
ネーションズカップでもメダルを獲った種目なので、少しは自信があります。しっかりメダルを目指して調整して頑張りたいと思います。
池田瑞紀
Q:初めてのオリンピック、いかがでしたか?
初めてのオリンピックで緊張もありましたが、それ以上にワクワクして「自分達の力を出し切るぞ」という気持ちで臨むことができました。日本記録を更新することができましたが、他のチームの強さも改めて感じ、まだまだやらなきゃいけないことがたくさんあるとわかりました。
Q:他チームとの差とは、どのようなところでしょうか?
ラップタイムの速さも違えば、ライン取りや車間の詰め具合も違います。いろんな部分がまだまだ違うと感じます。
Q:4人で息を合わせるために、どのようなことをしてきましたか?
練習の時、前後の人に「もうちょっとこうして欲しい」と気づいたことは言うようにしていました。まだまだ十分な量ではなかったと思いますが、自分が思っていることを伝える工夫はしてきました。
Q:日本新記録という結果はどう捉えていますか?
自分はみんなより重いギアを踏めていない、という部分がありました。1ローテーション目で「自分が上げすぎない」ということはできたんですが、2ローテ、3ローテ目でペースを上げていく力がなかった。そこが課題だなと思います。
次のレース予定
トラック競技3日目は8月7日、日本時間19:45からスタート。男子スプリント、女子ケイリン、女子チームパシュート、男子チームパシュートが行われる。
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