いよいよ8月5日(日本時間8月6日0:00)よりスタートするパリオリンピック自転車トラック競技種目。ルーベで事前合宿を行っていた選手たちはすでに選手村に入り、実際にレースが行われるサン=カンタン=アン=イブリーヌのベロドロームで直前練習を行っている。

ところで、選手たちの着用するスキンスーツ(自転車競技に特化した、空気抵抗を低くする技術が用いられたユニフォーム)のデザインが新しくなっていることにお気づきだろうか?

「パリオリンピック仕様」はコレだ!

パリオリンピック仕様のスキンスーツは、こちら!

今回は池田瑞紀選手(女子チームパシュートに出場)にモデルをしていただいた。大枠のデザインは従来のものと同様だが、肩や手首のカラーリングが少し変更されている。

従来のデザイン

まず目を引くのは肩や手首、そして腰にあしらわれた赤の「矢絣」。

「日の丸を背負う」仕様はこれまでと同じ

矢絣は縁起の良い柄として古くから用いられ、破魔矢と同じく邪気を払う意味がある。

矢はまっすぐに飛ぶことから「一直線に頂点を狙う」意味も込めて使用されてきたが、オリンピックバージョンでは「さらに日本らしさを目立たせる」ということで赤に変更されている。

モデル業に恥じらう池田

そしてこちらは目を凝らさないと気づかないような変更だが、手首・ももの「日の丸」に、縁取るようにゴールドのラインが入れられている。

日の丸にあしらわれた金には「メダルへの想い」が込められている。

日の丸、矢絣、勝色をまとって戦ってきた日本代表選手。4年に1度の大舞台で、さらに願いの込められたスキンスーツをまとい、発走台に立つこととなる。

レースは日本時間8月6日0:00を皮切りに、8月11日まで男女合わせ12種目が行われる。ぜひご注目を。

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