『2024ジャパントラックカップII』、男子スプリントで再び太田海也が勝利を得た。連日行われている大会の3日目、会場を盛り上げたレースの模様をお伝えする。

2024年5月9日(木)より伊豆ベロドロームで開催されている自転車トラック競技の国際レース『2024ジャパントラックカップ』。11日からはバージョン『II』として再びレースが実施された。

男子スプリント

予選の200mFTT(フライングタイムトライアル、助走付きの200mタイム測定)の結果は以下の通り。

予選順位 選手名 所属 タイム
1位 小原佑太 RKD 9.660(自己ベスト更新)
2位 太田海也 RKD 9.672
3位 アジズルハスニ・アワン AWANG Mohd Azizulhasni AZA 9.689
4位 山﨑賢人 RKD 9.824
5位 中野慎詞 RKD 9.828

リザルト

トップタイムを出したのは前日と同じく小原佑太。タイムも前日より0.001秒上がっており、ハードスケジュールの中でのタフさを見せる。

現在の日本記録は脇本雄太の9秒518、世界記録はニコラス・ポール(トリニダード・トバゴ)の9秒100。

男子スプリント 3-4位決定戦

3-4位決定戦に勝ち上がったのはアジズルハスニ・アワンと山﨑賢人。先に2本取った方が勝者となる。

1本目はアワンが前、山﨑が後ろでレーススタート。ゆっくりと進むアワンは上下に自由に動きつつ、徐々にスピードを上げていく。残り1周からはスプリント勝負。後輪まで迫った山﨑だったが届かず、アワンがまず1本を先取した。

2本目は山﨑が前、アワンが後ろ。レース序盤から山﨑の後輪にピッタリとつくアワン。残り1周半、一気にアワンが前を取る。そのままスプリント勝負になるかと思いきや、山﨑は内から掬って再び前へ。最終ストレートには内に山﨑、外にアワンの並走で突入する。

競り合いながらフィニッシュラインに飛び込む両者。僅差となったが、アワンが先着してこのレースの勝者となった。

男子スプリント 決勝戦

決勝戦に進出したのは前日と同様のカードで小原佑太と太田海也。

1本目は太田が前、小原が後ろ。残り2周を切ったところから内を掬って小原が前へと出る。逃げ切りを狙う小原だったが、フィニッシュライン寸前で差した太田が先着となった。

2本目は小原が前、太田が後ろでレースがスタートする。前後が変わらぬまま徐々にペースが上がっていくと、残り1周半で太田が前へ。

一気に加速した太田が大差をつけて先着し、優勝を決めた。

順位 選手名 所属
1位 太田海也 RKD
2位 小原佑太 RKD
3位 アジズルハスニ・アワン AWANG Mohd Azizulhasni AZA

リザルト

優勝 太田海也インタビュー

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