今村駿介が今シーズンラスト戦となったネーションズカップのエリミネーションで銀メダルを獲得。勝負強さを見せた今村、そして7位になった橋本英也のレ―スをレポートする。

男子エリミネーション

2024ネーションズカップ第3戦カナダ・ミルトン大会。レースは4月12日~14日の3日間で開催。12日の初日には男子エリミネーションが実施された。この種目には今村駿介(日本ナショナルチーム)と橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が日本からエントリー。イタリアのエリア・ビビアーニ、マーク・スチュワート(イギリス)など強豪も含めて22人が出走した。

今村駿介

橋本英也

レ―スは序盤から橋本が前に行っては、後ろに下がっては上がっていくようなレースを繰り返す。対象的に今村は集団の中で息を潜めるような展開で進んでいく。

徐々に集団が小さくなっていくと、残り8人の時点で除外をギリギリ避けたのは橋本。除外周回直前には集団の先頭にいたものの、いつの間にか最後尾となり、大外からフィニッシュラインに受けて加速しなんとか最後尾通過を避けた。

残り7人となった集団。除外周回では橋本が再度最後尾から上がっていくと、最後はハンドルを投げての際どい着争いになったが、僅差で橋本が最後尾となって除外されてしまった。

一方序盤から集団の中で身を潜めてきた今村は、集団の人数が少なくなると動き出し、先頭付近の位置をキープしてレースを展開。見事に最後の3人にまで残ることに成功する。

残り3人は今村、スチュワート(イギリス)、ディラン・ビビック(カナダ)の3人。除外周回となって今村が先頭で駆けていくと、ビビックとスチュワートの2着争いとなった。この2着争いは、ビビックが巧みにけん制を行いスチュワートが前に出れず。金メダル争いはビビックと今村の勝負となった。

最後の2人の争いは、残り1周を前にしてビビックが今村の前に出ていく。様子を見ながら走る2人だったが、残り半周で一気にビビックが加速していく。今村はこの動きについて行くことが出来ずに2着となり、最終成績を2位として銀メダルを獲得した。

優勝はディラン・ビビック(カナダ)、2位に今村、3位にマーク・スチュワート(イギリス)、橋本英也は最終成績を7位とした。

順位 選手名 所属
1位 ディラン・ビビック BIBIC Dylan CAN
2位 今村駿介 JPN
3位 マーク・スチュワート STEWART Mark GBR

橋本英也は7位。

最終結果PDF

今村駿介インタビュー

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