男子オムニアムでシースを支配した橋本英也が2年連続となる優勝、自身通算7勝目となるオムニアムアジア制覇を果たした。
男子オムニアム
14人が参加した男子オムニアム。日本からは、これまでアジア選手権オムニアム種目で6回の優勝を誇る橋本英也が出走した。
【ルール】
ラテン語で「全部」を意味するオムニアムは、1日を通して全4種目を行い、総合点で順位が競われる複合種目。スクラッチ→テンポレース→エリミネーション→ポイントレースの順に実施され、3種目目までの合計得点を持ち点として、最後のポイントレースが行われる。
ミスターパーフェクトになった橋本英也
スクラッチ
第1種目のスクラッチ。終盤に集団が落ち着いたところで、残り6周回から橋本が集団の先頭に出る。徐々にスピードを上げていく橋本の前に出てくる選手はなく、そのまま橋本が押し切って1着を得た。
テンポレース
第2種目のテンポレースでは、40周回中の残り25周回から単独で橋本がアタックし、ポイントを加算しながら残り20周を切って集団を1周追い抜きして20ポイントを獲得。その後もポイントを加算し、この種目でも1位となる。
エリミネーション
第3種目のエリミネーション。最後の2人まで残った橋本はアフメド・アラマンスーリ(UAE)との対決。しかしこの対決は橋本が踏み出した瞬間にアルマンソーリが諦めて、橋本が大差の先着。この種目も1位となり、橋本が3種目を終えて120ポイントを獲得。
暫定2位はラミス・ディンムハメトフ(106ポイント)。橋本が暫定トップで最終種目を迎える。
ポイントレース
最終種目のポイントレース。中盤にアタックした橋本はポイントを加算しつつ集団を1周追い抜きして20ポイントを獲得。暫定2位のララミス・ディンムハメトフとの差を広げていく。
残り50周辺りで更にアタックした橋本。インドネシア、マレーシア、香港、UAEの選手たちを引き連れて逃げ集団を形成。再び集団を追い越して、更に20ポイント追加し、ポイント差を広げる。
しかしここで終わらないのが橋本英也。
さらにもう一度アタックすると、1周追い抜きを成功させる。最後のスプリントでも1着10ポイントを獲得し、最後は218ポイントまで数字を伸ばした。
2位はベルナルド・ファンアールト(165ポイント)。2位に53ポイント差をつける大勝で優勝した。
順位 | 選手名 | 所属 | ポイント | |
1位 | 橋本英也 | JPN | 218 | |
2位 | ベルナルド・ファンアールト | VAN AERT, Bernard Benyamin | INA | 165 |
3位 | ツォ・カイウォン | TSO, Kai Kwong | HKG | 145 |