アジア選手権トラック2024。女子ケイリンはどちらもアジアの舞台でのケイリン初出場となった酒井亜樹が8位、水谷彩奈が11位の結果を残した。優勝は自身初優勝となるニューラル・モフダスリ(マレーシア)。マレーシア期待の20歳の若手がアジアトップの座を得た。
女子ケイリン
アジア選手権トラック2024、インド・ニューデリー大会。2月25日には女子ケイリンが実施された。この種目にはアジア各国から18人が出場。日本からは酒井亜樹と水谷彩奈がエントリーした。
勝ち上がりは1回戦⇒(敗者復活戦)⇒準決勝⇒決勝の順。
酒井&水谷 共に準決勝へ
酒井の1回戦 2着で勝ち上がり
酒井は残り1周半で4番手から仕掛け、酒井の動きに合わせて2番手にいたワン・リーファン(中国)も前に出ていく。最終的にはワン・リーファンが1着、酒井が2着で準決勝へ勝ち上がりを決めた。
水谷の1回戦〜敗者復活戦
水谷は終始最後尾から攻めるが、最後に伸ばして5着。敗者復活戦へ。
敗者復活戦。水谷は残り2周を切って再び後方から攻め込んでいくが、前には出られず。
しかしレースは体力勝負となり、諦めずに外を踏み込んでいくと、徐々に前へと上がっていく。最終ストレートで前に出た水谷が粘りの1着で準決勝進出を手にした。
決勝に届かず
水谷の準決勝
3着までが決勝へと勝ち上がる準決勝。残り2周で6番手となった水谷は、敗者復活戦同様に集団の外側を踏み、位置を上げようと試みていく。
最終周回に入る時には3番手から4番手を争う形で最終スプリントへ。しかしここからスピードが伸びずに、最後は内側の選手たちが先着してフィニッシュ。水谷は5着となり、7-12位決定戦回りへ。
酒井の準決勝
酒井は隊列の2番手でスタート。ペーサーが退避すると後続の選手たちが動き出し、一時は4番手まで位置を下げる。
残り2周前から加速していくと一気に仕掛けて先頭に立ち主導権を奪いにいく。最終周回では先行の体制に入るが、残り半周で捕まると、最終的には後続の4人に追い越されてしまい5着。決勝進出は成らずに7-12位決定戦回りとなった。
7-12位決定戦
3番手に酒井。6番手に水谷でスタートしたレース。ペーサーが退避し残り3周になると、水谷が最後尾から4番手へと位置を上げていく。
そして残り2周を切って動いたのは酒井。加速していくと、前のチョ・ソニョン(韓国)とイェン・チョーユ(香港)と並走して最終周回へ。
チョが前に出ると、2番手を得たのは酒井。ここから仕掛けていくが、チョを捕らえることはできず。
7-12位決定戦では2着でフィニッシュし、最終順位を8位とした。水谷は後方でレースを展開したが、前に届かず5着。最終順を11位とした。
順位 | 選手名 | 所属 | |
1位 | ニューラル・モフダスリ | MOHD ASRI, Nurul Izzah Izzati | MAS |
2位 | トン・メンチー | TONG, Mengqi | CHN |
3位 | アニス アミラ・ロシディ | ROSIDI, Anis Amira | MAS |
酒井亜樹は8位、水谷彩奈は11位。
【大会スケジュール】2024アジア選手権トラック 2月21日から6日間、インドにて