アジア選手権トラック2024。2月23日には男子個人パシュートが行われ、松田祥位が2年ぶりとなる2回目の勝利を飾った。
男子個人パシュート
男子個人パシュートは4kmを走ってタイムを競う種目。途中で反対側からスタートする相手を追い抜けば勝ちとなるため「個人追い抜き」とも呼ばれる。参加はアジア各国から12人。日本からは去年この種目で銀メダルを獲得した松田祥位が出場した。
レースは予選を走り、1位と2位が決勝、3位と4位が3位決定戦へと回る2本制。
松田は予選最終組に出走。レースが始まると中盤には暫定トップタイムを塗り替えていく。そして反対側からスタートした韓国の選手を追い抜き4分13秒749でフィニッシュ。
予選2位となったモハマド・アルムタイウェイ(UAE)に5秒差をつける圧倒的なパフォーマンスで予選トップ通過を果たし、決勝進出を決めた。
決勝でも追い抜き勝利 圧勝の松田
モハマド・アルムタイウェイ(UAE)との決勝。松田はホーム側からスタートすると日本記録更新(4分10秒521)を狙ってスタートから加速していく。1km通過時は予選のレースより5秒早い1分7秒台。日本記録更新への期待が高まる序盤となった。
中盤からは安定して周回を刻んでいく松田。ペースを落とさず2km、3kmと通過していく。そして終盤となった残り1kmでは、更にタイムを上げていくが前方に相手が見えてくる。
最終周回でアルムタイウェイを抜き去った松田のフィニッシュタイムは4分11秒931。2022年に松田が樹立した4分10秒521の日本記録には僅かに届かずの結果となった。
レースは決勝でも松田の圧勝。2年前に金メダルを獲得した地”ニューデリー”で再びアジアの頂点へと上り詰める結果となった。
順位 | 選手名 | 所属 | タイム | |
1位 | 松田祥位 | JPN | 4:11.931 | |
2位 | モハマド・アルムタイウェイ | ALMUTAIWEI, Mohammad | UAE | 4:20.239 |
3位 | イン・パクハン | NG, Pak Hang | HKG | 4:22.300 |
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