強豪がひしめく中、佐藤水菜が自身3回目となるネーションズカップ女子ケイリンで金メダルを獲得。大会2日目の女子スプリント銀メダルに続く金メダルとなった。

佐藤の金メダルは2023トラックネーションズカップ第1戦、第2戦に続き、3戦連続3回目(※2023第3戦には参加せず)となる。この記事では佐藤の活躍、そして同種目に出場した梅川風子と太田りゆのレースについてお伝えする。

女子ケイリン

リー ソフィー・フリードリッヒ

2024トラックネーションズカップ第1戦オーストラリア・アデレード大会最終日となる2月4日、女子ケイリンが実施された。

2021・22世界チャンピオンのリー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)、前日のスプリントで優勝したエマ・ヒンツェ(ドイツ)、2023スプリントチャンピオンのエマ・フィヌカン(イギリス)、2021・22世界選手権ケイリン銀メダルの佐藤水菜など強豪が出場。

太田りゆ

梅川風子

この種目に日本から佐藤に加え、太田りゆ、梅川風子の3人がエントリーした。

今大会は1回戦(1着上がり)⇒敗者復活戦⇒準決勝⇒決勝の勝ち上がりとなる。

ケイリンのルールはこちら

1回戦 まさかの日本勢が全員敗者復活戦へ

1回戦は7組に分かれて1着が勝ち抜けとなる。1組に梅川、3組に太田、4組に佐藤と出走した日本勢だが、梅川と太田は4着、佐藤は仕掛けどころが作れず6着となり、日本勢は全員が敗者復活戦回りとなった。

1回戦結果PDF

佐藤が復活 梅川、太田は復活ならず

敗者復活戦は5組、各組1着がその名の通り”復活”を果たす。

1組に出走したのは太田りゆ。残り1周半で最後尾からスピードを上げていくが、他の選手たちが壁になり前に行く”道”を失う。内側に進路を取りつつ、前が開けた最終コーナーから位置を上げていくが、1着には届かず3着フィニッシュ。

梅川は2組目に出走。残り2周を切って最後尾の位置から仕掛けていく。残り1周ではジャン・ユールー(中国)の後ろにつけて2番手の位置まで上がってきた梅川だが、内側に位置していたマーサ・バヨナ(コロンビア)が梅川に並びかけてくると、バヨナが強引に前へと位置を上げていく。

インにジャン・ユールー、中央にバヨナ、アウトに梅川と並んでフィニッシュラインへと加速していくが、先着したのはバヨナ。2着はジャン・ユールー、3着に梅川の結果となった。

佐藤は4組に出走。残り2周を前に5番手から位置を上げた佐藤。残り1周では2番手で一旦落ち着き、再び前へと仕掛けていく。

最後は最終コーナーで後続を突き放して1着フィニッシュ。準決勝へと復活を果たした。

敗者復活戦結果PDF

残り半周で加速 佐藤の準決勝

準決勝は2組、各組3着までが決勝へと進む。

佐藤は2組に出走。佐藤のほか、メンバーは以下の通り:

アレシア・マケイグ(オーストラリア)
ニッキー・デグレンデル(ベルギー)
ジュリー・ニコラス(ベルギー)
ローリン・ジェネスト(カナダ)
ソフィー・ケープウェル(イギリス)

レースの並びはニコラス、ケープウェル、佐藤、マケイグ、ジェネスト、デグレンデルの順。残り2周で佐藤が4番手で進んでいく。残り1周半で5番手だったジュネストが大外から上がっていき、最終周回を前に先頭へ。

佐藤は変わらず4番手の位置で最終周回に入ると、残り半周で加速していく。前にいたニコラスに並び、最終ストレートでニコラスをかわして3着となり、決勝進出を決めた。

決勝 本領発揮の優勝

決勝まで勝ち進んだメンバーは以下の通り:

ローリン・ジェネスト(カナダ)
ソフィー・ケープウェル(イギリス)
佐藤水菜(日本)
リー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)
ケイティー・マーシャン(イギリス)
エマ・フィヌカン(イギリス)

レースは6周回。残り3周でペーサーが離脱する。

並びはケープウェル、佐藤水菜、ジェネスト、フィヌカン、フリードリッヒ、マーシャンの順。

ペーサー退避の前に動きを見せる選手たち。残り3周半となったところでまずフリードリッヒが動き、フィヌカンもフリードリッヒの動きを防ぐ形で外に持ち出し、位置を上げていく。

ペーサー退避の残り3周では、ケープウェルに並んでフィヌカンとフリードリッヒの3人が先頭。佐藤はその後ろの4番手の位置となる。その直後にフリードリッヒが加速して先頭に出ると、並びは再び一列棒状に。フリードリッヒ、フィヌカン、ケープウェル、佐藤、マーシャン、ジェネストの順で残り2周を迎える。

スピードが上がっていく中で、次に仕掛けたのは佐藤。

残り1周半で佐藤が外から仕掛けると、最終周回に入る時点で一気に先頭へ。しかしこれを放っておかない、マーシャンとジェネスト。

佐藤が先頭で逃げ切り体制に入ると後続を突き放していき、最終コーナーへ。佐藤の優勝が見えてきたかと思ったところが、最後に伸びてきたのは2番手のマーシャン。最終ストレートで追い上げ、佐藤とほぼ同時にフィニッシュラインへと飛び込んだ。

勝敗は写真判定に委ねられ、判定の結果佐藤が1着、マーシャンが2着の決定が成された。

この結果、佐藤は2023年に出場したネーションズカップ女子ケイリンで3連続優勝となる金メダル獲得を果たした。(2023ネーションズカップ第1戦、第2戦と今回 ※2023第3戦は出場せず※)

順位 選手名 所属
1位 佐藤水菜 RKD
2位 ケイティー・マーシャン MARCHANT Katy TIN
3位 ローリン・ジェネスト GENEST Lauriane CAN

日本選手の最終順位:太田りゆ18位、梅川風子18位

決勝結果PDF

金メダル獲得:佐藤水菜選手インタビュー

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