女子オムニアム、日本から出場した梶原が7位、内野が11位の結果となった。優勝はエリミネーションでも今大会金メダルを獲得しているアリー・ウォラストン(ニュージーランド)。女子オムニアムの勢力図が変わるような力強い走りで優勝した。

女子オムニアム

ジェニファー・バレンテ

2024トラックネーションズカップ第1戦オーストラリア・アデレード大会最終日となる2月4日に女子オムニアムが実施された。

2022・23世界チャンピオンのジェニファー・バレンテ(アメリカ)、2021世界チャンピオンのケイティ・アーチボルド(イギリス)、2020世界チャンピオンの梶原悠未など29人が出場した。

ケイティ・アーチボルド

日本からは内野艶和と梶原悠未の2人が参戦。レースは予選のポイントレースで24人にまで人数が絞られて本選へと続く。

本選からは4種目(スクラッチ/テンポレース/エリミネーション/ポイントレース)の総合獲得ポイントで順位を競う。

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予選は内野、梶原共に通過し本選へ。

第1種目:スクラッチ

内野艶和

30周、7.5kmで争われる女子スクラッチ。逃げや集団が作られることはなく、レースは終盤を迎える。残り5周を切って各選手の位置取りが始まると、集団の先頭付近には内野が位置してゴールスプリントに備える。

梶原は後方から上がろうとするが、前に出れずに集団後方となってしまう。残り2周で3~4人により内側に包まれてしまった内野だが、ここで下がらずに走り続けると最終周回では4番手となる。

位置をキープしたまま内野がゴールスプリントで4着。梶原は集団の後方でフィニッシュし20位とした。

スクラッチ結果PDF

第2種目:テンポレース

梶原悠未

レース序盤から中盤に逃げ集団が形成されたテンポレース。梶原が逃げ集団に入り、5回先頭でゴールラインを通過し5ポイントを獲得し、更に集団で1周追い抜きも成功させ、計25ポイントを獲得し、この種目を1位とした。

内野は逃げ集団に入れずポイントの獲得は無し。この種目は18位で終えた。

テンポレース結果PDF

第3種目:エリミネーション

アリー・ウォラストン

2周に1回、最後尾の選手がレースから除外されていくエリミネーション。この種目では内野が13位、梶原が7位。

最後まで残ったのはアリー・ウォラストン(ニュージーランド)とジェニファー・バレンテ(アメリカ)。2人となったレースでは、ウォラストンがスプリントを始めるとバレンテが早々と諦めて除外される。1位はウォラストン、2位にバレンテ、3位にアーチボルドの結果となった。

エリミネーション結果PDF

第4種目:ポイントレース

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