競輪・オートレースの収益の一部は、社会貢献のための資金として還元される。今回はその社会貢献、「補助事業」の中から自転車競技大会にフォーカスしよう。

2023年は約5億5000万円を交付

競輪・オートレースを統括するJKAは例年自転車競技大会にも「補助事業」として大会運営などに必要な資金を補助している。JKAが公開している「2023年度 公益事業振興補助事業 採択事業一覧」より、大会名がある程度はっきりしている補助事業をピックアップして交付額の合計を見てみると……

その総額は5億5846万3000円

2023年の競輪界における「賞金王」は松浦悠士で、その年間獲得賞金は2億5000万円。松浦2人分以上のお金が、数多の競輪ファンたちの手で、自転車競技大会へと還元された、ということになる。

最も高額の補助を受けたのは

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