日本の競輪は選手生命が長いことで知られる公営競技。ではそれと似ているようで少し違う、「自転車トラック競技」のトップ選手の平均年齢やボリュームゾーンはどのあたりなのだろうか?
この記事では『2024ネーションズカップ第1戦』にエントリーしている選手たちの情報をもとに、気になる「トップ選手の年齢」について深掘りしていく。
トラック競技トップ選手の年齢層とは
2024年2月2日から4日に開催される『ネーションズカップ第1戦』のエントリーリストが公開されている。
PRELIMINARY ENTRIES BY TEAM – TISSOT UCI TRACK NATIONS CUP – ADELAIDE (AUS) – (AS OF 10.01.2024)
このエントリーリストには各選手の生まれ年も記載されているため、これをもとに「何歳の選手が、何人エントリーしてるか」を見てみよう。
生まれ年 | 2024年の年齢 | 男子 | 女子 | 合計 |
2006年 | 18歳 | 1人 | 1人 | 2人 |
2005年 | 19歳 | 1人 | 7人 | 8人 |
2004年 | 20歳 | 15人 | 11人 | 26人 |
2003年 | 21歳 | 10人 | 11人 | 21人 |
2002年 | 22歳 | 10人 | 10人 | 20人 |
2001年 | 23歳 | 22人 | 12人 | 34人 |
2000年 | 24歳 | 15人 | 9人 | 24人 |
1999年 | 25歳 | 18人 | 15人 | 33人 |
1998年 | 26歳 | 18人 | 16人 | 34人 |
1997年 | 27歳 | 7人 | 16人 | 23人 |
1996年 | 28歳 | 12人 | 8人 | 20人 |
1995年 | 29歳 | 12人 | 8人 | 20人 |
1994年 | 30歳 | 3人 | 9人 | 12人 |
1993年 | 31歳 | 4人 | 4人 | 8人 |
1992年 | 32歳 | 3人 | 4人 | 7人 |
1991年 | 33歳 | 4人 | 1人 | 5人 |
1990年 | 34歳 | 7人 | 3人 | 10人 |
1989年 | 35歳 | 2人 | 1人 | 3人 |
1988年 | 36歳 | 1人 | 1人 | 2人 |
1987年 | 37歳 | 1人 | 0 | 1人 |
1986年 | 38歳 | 1人 | 1人 | 2人 |
1985年 | 39歳 | 1人 | 0 | 1人 |
1984年 | 40歳 | 0 | 0 | 0 |
1983年 | 41歳 | 0 | 1人 | 1人 |
1982年 | 42歳 | 0 | 0 | 0 |
1981年 | 43歳 | 0 | 0 | 0 |
1980年 | 44歳 | 0 | 1人 | 1人 |
今回は各選手の誕生日までは考慮していないため、現年齢ではなく「2024年に◯歳になる」を記載している。ご覧のように最年少である18歳から、最年長は44歳まで幅広い年齢層がエントリー。
ボリュームゾーンは1998〜2001年生まれ
全体として、ボリュームゾーンとなるのは1998年〜2001年生まれ、2024年に23〜26歳となる面々だ。日本の選手で言うと以下の選手たちがこの層となる。
2000年生まれ(24歳):
兒島直樹
1999年生まれ(25歳):
太田海也、中野慎詞、松田祥位
1998年生まれ(26歳):
今村駿介、佐藤水菜
エントリーメンバー全体の平均年齢は25.68歳となっており、このボリュームゾーン内に収まる形。なお『東京2020オリンピック』トラック競技メダル獲得者平均年齢は26.35歳となっており、これくらいの年齢が「トラック競技のピーク年齢」と捉えることができそうだ。
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