2023年11月18日に終了した『ジャパントラックカップ』。このレースを「ナショナルチームメンバーとしてのラストレース」と発表していた古山稀絵に、大会終了後にお話を聞かせていただいた。

青春のほとんどを自転車に捧げた

Q:この大会を「ラストレース」とすることはどの段階で決まりましたか?

9月末にナショナルチーム引退が決まって、その時点での直近の大会が『ジャパントラックカップ』でした。1ヶ月くらい悩んでから、この大会でラストとすることを決めました。

Q:大会を終えての感想を聞かせてください。

この大会に向け、1ヶ月間先輩の元で修行させていただき、何とかギリギリみんなとレースを楽しめる状況まで持っていけました。

あわよくばナショナルチームのメンバーに勝ちたい、良い着を獲りたいと思っていたものの、結果としては着には絡めませんでしたが、「レースを楽しむ」という点においては満足のいくものだったと思います。今まで練習してきたメンバーとちょっとでも競り合えて良かったです。

Q:今26歳ということですが、人生の大半が自転車だったと思います。

本当に(笑)!高校生から本格的に自転車競技を初めて、気づいたらこんなに時間が経っていました。今思えば青春のほとんどを自転車に捧げたと思います。

Q:この青春に悔いはありますか?

まったくないです!

振り返ると、人にも経験にも本当に恵まれた競技生活でした。なんの悔いもなく今日を迎えられて、良かったなと思います。

競輪選手か就職か、悩み中

Q:これで一区切りになると思いますが、今後どういうことをしていくか、何か決まっていることはありますか?

コーチには競輪選手の道を勧められています。競輪選手として選手生活を続けていくのか、あるいは自転車関係のどこかに就職するか。まだ悩んでいる段階です。

でももし選手として戻ってくる機会があれば、またよろしくお願いします(笑)

Q:じゃあいつか短距離でジャパトラに出ていただいて(笑)

掻き乱すかもしれないですね(笑)もし選手として復帰するなら、そういう選手になれるよう頑張っていきたいと思います!

今回はレース後ということもあり簡単にコメントをいただくにとどめたが、また改めてロングインタビューを依頼する予定だ。

古山稀絵のラストレース『ジャパントラックカップ』は11月16日から