『ジャパントラックカップ』は伊豆ベロドロームで開催されるトラック競技の国際大会。3日間の大会初日となる11月16日は『ジャパントラックカップⅠ』が行われ、短距離はスプリントとケイリンが同日に開催された。

女子ケイリンには14人が出場。日本ナショナルチームのほか海外からの選手、日本競輪選手養成所の候補生も名を連ねる。なおほとんどの選手が直前に実施されたスプリントから続けての出場となった。

決勝

1回戦→決勝の順で進んだ本大会。決勝に勝ち進んだメンバーは以下の通り。

佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)
太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング)
イェン・チョーユ(香港)
梅川風子(チーム楽天Kドリームス)
エン・ジーウィン(香港)
久米詩(JPC)

久米、イェン・チョーユ、佐藤、エン・ジーウィン、太田、梅川の並びで周回が重ねられる。

3番手の佐藤は周回中から大きく車間を開けていたが、動きだしたのは残り2周をきってからとなる。仕掛けていく佐藤、後ろに太田、梅川と続いて最終周回へ。

先頭で逃げる佐藤は誰も寄せ付けずに快走して1着。2着争いは、残り半周で梅川が太田に並びかけるも、前に出ることができず。

佐藤、太田、梅川の順でフィニッシュ。久米が4着、エンが5着、最後はイェン。スプリントに続いて優勝した佐藤が大会2冠を決めた。

順位決定戦

小原乃亜(八戸学院大学)、仲澤春香(JIK)、タン・フォエビ(香港:HKSI Pro Cycling Team)、チン・インシャン(香港:HKSI Pro Cycling Team)、リザンヌ・ウィルモット(カナダ:Tesseract Racing)、酒井亜樹の並びで進む7-12位決定戦。

ペーサー離脱に合わせて先頭を取ったのは仲澤。しかし残り2周、後方から酒井が加速し一気に前に出る。

酒井のリードは大きかったが、レースはまだ1周半残っている状態。最後に加速した小原に追いつかれ、1着小原、2着酒井となった。

順位 選手名 所属
1位 佐藤水菜 チーム楽天Kドリームス
2位 太田りゆ チームブリヂストンサイクリング
3位 梅川風子 チーム楽天Kドリームス

最終リザルトPDF

佐藤水菜インタビュー

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