2023年8月8日に実施された女子ポイントレース。日本から出場した内野艶和が、最後に大量ポイントを獲得して自身初となるエリートクラスの銅メダルを獲得した。

この種目では2015年に上野みなみが銀メダルを獲得したが、その後はメダルを得ることができていなかった。日本チームとして、この種目で8年ぶりとなるメダル獲得となったレースをお伝えする。

女子ポイントレース

女子ポイントレースはトラック100周、距離は25km。この種目には世界から22人が出場。日本からは内野艶和、そして既にエリミネーションで金メダルを獲得しているロッテ・コペツキー(ベルギー)、マディソンで金メダルを獲得したイギリスチームの一角、ネア・エバンスなどが22人がエントリー。

ネア・エバンス、ロッテ・コペツキー

レースは10周毎にポイント周回が設けられ、4着までがポイントを獲得。最後には着順ポイントが倍得られ、合計ポイントでン順位を競う。集団から抜け出し、1周追い抜いた場合には特別に20ポイントが与えられる。

レースは平均50kmほどで進む。スタートしてから間もなく、強豪のコペツキーの後ろについて走る内野。序盤では1回目、2回目のポイント周回で4着1ポイントを獲得していく。

強い選手が1着5ポイントを獲得し合う中、残り60周回を切ってアタックしたのはコペツキー。そしてこのアタックにジョージア・バーカー(オーストラリア)も加わり、強豪2人で協力し合いながら周回を重ねていく。

ロッテ・コペツキー、ジョージア・バーカー

残り50周回、レースの半分を過ぎると、コペツキー、バーカーが集団を1周追い抜きし、20ポイントを加算。続いてエバンスもリリー・ウィリアムズ(アメリカ)と共闘して1周追い抜きを成功させる。

リリー・ウィリアムズ

一方序盤で2ポイントを獲得した後、徐々に暫定順位を落としていた内野。しかし7回目のポイント周回では3着2ポイントを加算し、なんとかメダル獲得の可能性を残して周回を重ねていく。

暫定8位で迎えた残り10周

残り10周を切って暫定8位・4ポイントの内野に残されたのは最終ポイント周回のみ。トップ争いはコペツキーとバーカーだが、3位争いはエバンス、ウィリアムスに加えて、内野、オランダ、イタリアなど10人ほどにメダル獲得のチャンスがある展開となった。

残り2周、開催国イギリスのエバンスが集団の先頭となり加速していくと、内野がその2番手に。一発逆転に向けて最高の位置を得る。

最終周回に入り、ペダルを踏みこむ内野は、前にいたエバンスをかわすと、どんどんと集団を引き離し、1着で最終ポイント周回を通過。10ポイントを得ることに成功した。

最後のポイント周回では上位争いに絡む選手がポイントを得ることが出来なったため、内野が最後のポイント獲得により8位から3位にジャンプアップ。

合計を14ポイントとし、見事に自身初となるエリート世界選手権個人種目の銅メダルを獲得した。

トップ争いはバーカーとの勝負を制したロッテ・コペツキー。表彰台登壇はコペツキー、バーカー、内野の3人となった。

選手名 チーム
1位 ロッテ・コペツキー KOPECKY Lotte ベルギー
2位 ジョージア・バーカー BAKER Georgia オーストラリア
3位 内野艶和 日本

最終結果PDF

内野艶和選手インタビュー

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