1kmタイムトライアル。それは選手たちを地獄へいざなう種目。
More CADENCEではこれまで何度も1kmタイムトライアルを紹介してきているが、今年の世界選手権でもこの時間がやってきた。Welcom to the heavenの1kmタイムトライアルにエントリーしたのは25人。日本人の出場は無し……(少々寂しい)。注目は3連覇を狙うジェフリー・ホーフラント(オランダ)、そしてマシュー・グレーツァー(オーストラリア)。
予選を走り、決勝に上がったのは8人。予選8位以外が全員1分を切るハイレベルな戦い。
決勝メンバー
ジェフリー・ホーフラン | オランダ | 57秒921 |
マシュー・グレーツァー | オーストラリア | 58秒572 |
トーマス・コーニッシュ | オーストラリア | 58秒798 |
マキシミリアン・ドルンバッハ | ドイツ | 59秒391 |
ジョセフ・トルーマン | イギリス | 59秒507 |
パトリック・ラジコウスキ | ポーランド | 59秒889 |
マッテオ・ビアンキ | イタリア | 59秒911 |
アレハンドロ・マルティネス | スペイン | 1分00秒183 |
決勝
決勝はタイムの遅い準にレースが始まる。
マルティネスのタイムは1分00秒192。
ビアンキのタイムは1分00秒099。
ラジコウスキのタイムは1分00秒096。
予選の順位通りにタイムが刻まれていった決勝。まず会場を沸かせたのはトルーマン。
それまで1分切りが無かった決勝でのタイムは59秒092。暫定2位を大きく突き放す好タイムで暫定トップの座についた。
次のドルンバッハは59秒245。好タイムだったものの、トルーマンには届かず。
トルーマンのタイムが基準になると思われたが、コーニッシュのタイムはそれを上回る58秒822。これまでトラックが重いと言われてきたが、果たして本当なのか……目を疑うようなタイムが次々と飛び出していく。
ラスト2人のタイムに更に期待が掛かる会場。
マシュー・グレーツァーが出走すると、次々と暫定トップタイムを塗り替えていき、タイムはなんと58秒526。暫定トップのホットシートを獲得した。
しかし待ち構えるのは、この種目で2年連続優勝中のジェフリー・ホーフラント。
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