『2023アジア選手権トラック』マレーシア大会3日目。男子の個人パシュートが行われ、決勝で日本記録保持者の松田祥位と予選をトップで通過した窪木一茂が決勝で対戦。アジア王者に輝いたのは窪木となった。
序盤は松田がリードし、後半に窪木が巻き返す熱戦をお伝えする。
6月16日、マレーシアのニライにて実施中の『2023アジア選手権トラック』で男子個人パシュートが実施された。この種目に出場したのは12人。日本からは日本記録保持者松田祥位と窪木一茂が出場した。
予選は6組となり、第4組で窪木が登場。それまでのトップタイムを塗り替える4分11秒401(自己ベスト)で暫定トップとなる。
そして最終組に出走したのは松田祥位。最初の1kmは暫定トップを更新するも、フィニッシュタイムは4分12秒337。予選タイムを窪木に次ぐ2位とした。予選トップ2が決勝で金メダル決定戦を戦うため、日本人同士の決勝戦が実現する形となった。
窪木vs松田 日本人同士の決勝
ホームに窪木、バックに松田となってスタートした決勝。まずは予選のタイムを反映するレースとなり、バックの松田が序盤にリードして進んでいく展開。タイム差は最大で2秒ほどとなる。
しかしレースの折り返しとなる2km地点では窪木が追い上げを見せて、松田のリードは0.5秒ほどとなる。そして最後の1kmに突入する際には窪木が逆転し、更にペースを上げていく。
終盤に強さを見せた窪木がタイムを4分12秒082として先着フィニッシュし、アジアタイトルを獲得する結果となった。松田のタイムは4分14秒243。
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