男子個人パシュート
チームブリヂストンサイクリングのメンバーを中心に11人がエントリー。
予選を突破したのは名前の順の順位で、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)、松田祥位(チームブリヂストンサイクリング)、安達光伸(朝日大学)、伊藤恭(中央大学)。予選トップの窪木のタイムは4分22秒578と、2位だった松田を2秒ほど速いタイムで、調子の良さを伺わせた。
3位決定戦は安達と伊藤のレース。1km通過地点ではほぼ互角のレースだったが、中盤から終盤で伊藤ペースが落ちていく。
フィニッシュはおよそ5秒の差をつけて安達が先着。銅メダルを獲得した。
続いての決勝は松田と窪木のレース。
スタートして1kmはほぼ互角のレースとなるが、窪木がリードして進んでいく。しかし2kmを過ぎる頃には窪木のペースがどんどんと落ちていってしまう。
追い上げていく松田が徐々に近づけていくと、3kmをに到達する前に窪木を捕らえてレースが終了。松田が追い抜き勝利を遂げて、オムニアムに続き個人種目2冠目となる優勝となった。
優勝:松田祥位選手インタビュー
4日間無事に終わって、とりあえずひと安心です。
本当なら記録更新したいところでした。でも予選ではギアが合わず、ぶっつけ本番のような形で、疲れてる中でもあった。よく走ったなと思います。個人パシュートはタイムが振るいませんでしたが、窪木先輩と戦えて良かったです。あの人は意気込んだらとんでもない、恐ろしく速い走りをしちゃう人。少しビビってたんですけど、自分らしく安定した走りができて良かったです。
これからもっと脚をつけて、自分の好きな個人パシュートで世界との差を縮めていきたいと思います。チームパシュートではすべてが決まる世界選手権に向け、これからまた一段階ギアをあげて練習していきます。
全日本トラック前に振り返る、各種目の日本記録一覧(エリート・ジュニア・パラサイクリング)/『2023全日本選手権トラック』5月12日〜15日