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優勝:松田祥位選手インタビュー
最初のスクラッチでギアが軽くて順位を落としてしまいました。ギアを変更して、そこから調子が上がってきたなと思います。ポイントレーススタート時点では、正直1位は獲れると思っていなくて……「メダルには届きたい」の思いで、得点上位者の動きを見ながらのレース序盤でした。
獲れるラップは獲っておく、あとは脚の削り合いです。自分は最近スプリントが得意なんですけれど、スプリントをすると被せられる場面が多くて、そういう時は無理して追わないで最後の2倍点に備えていました。……実を言うとポイントもあまり見れていなくて、「どうせならゴールスプリントで1着になりたい」と思ってやったら、こうなりました。
(最終種目前まで)暫定1位だった橋本選手はレース勘も才能もすごくあるし、警戒していました。兒島選手は後半にかけて強い選手ですし、最後に今村選手と兒島選手と僕とで抜け出した時は、千切れるかと思いました。それをうまくいなして、相手を見て、そうしてラストスプリントに挑みました。
これまでずっとオムニアムを走れる選手のことを「すごいな」と思って見ていました。自分はレース系が得意じゃないとずっと言ってきたし、今回獲れてびっくりしています。まだ実感が湧かないですね。
自分の得意としているタイムトライアル系を極めていきたいと思う反面、こういうところでレースを学んで、どんなレースも走れる選手になれたらと思います。