優勝:太田海也選手インタビュー
去年(2022)はこの種目で1回戦落ちしてしまって、家に帰って映像で先輩たちの走りを見るのがとても悔しかったです。今度は絶対獲りたいと思っていたので、優勝できて嬉しいです。
ハロン(200mFTT)タイムは9.617でしたが、ギア倍数を変えて初めて走ってみたタイムでした。もっと改善できる部分があるので、さらに速くなれると思います。
1回戦では自分のテクニックの無さと気持ちの面が追いついてなくて、落車して迷惑をかけてしまいました。
スプリント1/8決勝
1組目 太田海也vs田村一暉
どちらが悪いとかよくわかんないけど、18歳の田村の精神負担を気づかってか太田選手がピットに来てくれて、『ごめんね』って田村に言ってくれてた。そしてRUNWELLの工具をプレゼント。なんかもうよくわからんけど、お前らもこういうカッコいい男になれ!! pic.twitter.com/OA6C1TNOPX— 秋田 謙𝕏 (@KenAkita) May 13, 2023
そこから決勝まで思うようにレースを運べなかったんですが、こういった経験を全日本でできて良かったと思います。
決勝は中野選手と対戦でしたが、公式戦で当たるのは今回が初めてでしたし、練習でもやったことがないくらい。相手が何してくるかわからない状態で、本当に強かったです。これからも切磋琢磨してお互いに上に上がっていければと思います。
1日を通して見ていただいて分かったと思うんですが、ナショナルチームはみんなが力を持っていて、誰が勝ってもおかしくないメンバーです。チームの総合力みたいなものが上がっていると思います。その中で勝つことができて、フィニッシュ時には喜びが出ました。
金メダルは取れましたが、それ以上に収穫の多い大会2日目でした。来年のパリに向けてもっと力をつけていきたいと思います。