女子スプリントでは、2022世界選手権で叶わなかった”8強”へ、太田りゆと佐藤水菜が進出を果たした。優勝は現世界チャンピオンのマチルド・グロ(フランス)。確かな成長を見せた日本チームの足跡を伝える。

『UCIトラックネーションズカップ第1戦・ジャカルタ大会』が2023年2月23日から26日で開催中。大会3日目、25日には女子のスプリントが決勝まで行われた。この種目に出場したのは44人。

世界チャンピオンのマチルド・グロ(フランス)を筆頭に『パリ2024』を目指す選手たちが参戦した。日本からは以下の通り3人の選手がエントリー。

【日本人出場選手】

佐藤水菜(ナショナルチーム)※日本チャンピオン
太田りゆ(ナショナルチーム)※アジアチャンピオン
梅川風子(チーム楽天Kドリームス)

予選(28人が勝ち上がり)⇒1回戦→2回戦→準々決勝(ここから2本先取で勝ち上がり)→準決勝→決勝/3位決定戦と最大12本を1日で走るハードなスケジュールとなっている。

【予選:200mフライングタイムトライアル】

1位:マチルド・グロ(フランス) 10秒514

2位:ソフィー・ケープウェル(イギリス) 10秒524

3位:リー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ) 10秒561

4位:エマ・フィヌカン(イギリス) 10秒581

8位:佐藤 10秒716  ※自己ベスト更新

10位:太田 10秒760

18位:梅川 10秒946

【1回戦 佐藤、太田が勝ち上がる】

佐藤は予選25位のニューラル・モフダスリ(マレーシア)と、太田は予選23位のオーラ・ウォルシュ(アイルランド)と対戦。

2人はスピード差を活かしたレースで勝ち上がりを決めた。

一方、梅川は予選15位のミリアム・ヴェチェ(イタリア)と対戦。残り1周付近まで先行するが、内側を空けた際に攻め込まれ、最後は追走も届かず2回戦進出はならなかった。

女子スプリント1回戦結果PDF

【2回戦 予選上位を撃破した太田、スピード差を活かした佐藤】

太田は予選7位のマーサ・バヨナ(コロンビア)と対戦。バヨナはここ数年で頭角を現してきた強豪であり、予選のタイムも太田を上回る。

太田はバヨナとの距離を一定に保ちながら、前でレースを展開していく。残り1周を前にバヨナが内側から仕掛けてくるが、タイミングよく内側を塞ぎ、仕切り直すバヨナと逃げる太田との戦い。外から仕掛けてくるバヨナを寄せ付けずに太田が先着。準々決勝突破を果たした。

佐藤は予選9位のローリン・ジェネスト(カナダ)と対戦。

後ろ攻めでスタートしたレースは半周通過を前に佐藤が前に出て、位置を入れ替える。そのままピッタリと佐藤の後輪につくジュネスト。予選のタイムがほぼ同じの2人の勝負は最終周回で佐藤が一気に加速して先行体制へと入る。

残り半周で外から攻めたジュネストだったが、佐藤の横に出ることは出来ず、佐藤が1着で準々決勝進出を決めた。

女子スプリント2回戦結果PDF

【準々決勝:予選トップ+2位を相手に苦しみ、勝ち上がれず】

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