年明け早々に行われたトラック競技日本ナショナルチームの沖縄合宿。ナショナルチームを取材すべく、More CADENCE編集部も本合宿へ同行し、2023年の始まりを共に迎えた。
本記事では、そんな沖縄合宿の様子を写真や動画とともにお伝えしていく。
なぜ年明け早々から「沖縄合宿」?
2023年は『パリ2024オリンピック』の出場枠争いが本格的にスタートするシーズン。そしてその重要な初戦となる『2023ネーションズカップ第1戦』が2月23日から開幕する。
短距離チームにとって沖縄合宿が行われた1月初旬は、ネーションズカップ前に集中して”身体を痛めつけられる”最後のチャンスとも言える期間。一方の中長距離チームにとっては、ロードトレーニングを行い身体を作っていく期間。
オリンピック出場枠争いの開幕に向け、集中して強化を図れる重要な時期なのだ。
新ヘッドコーチを迎えた「中長距離」
2023年シーズンよりヘッドコーチが入れ替わりとなった中長距離チーム。
沖縄合宿ではまず、帰国直前のクレイグ・グリフィン元コーチを捕まえ、日本ナショナルチームコーチとしての”最後のインタビュー”を実施。
内容は別記事にて紹介させていただいたが、ホスト国のコーチとして挑んだ「東京2020オリンピック」での経験や心境、新型コロナ禍での大変さ、日本チームに対する想い、そして今後のことについて、多くを語っていただいた。
クレイグ・グリフィン氏でなければ、トラック競技日本代表・中長距離チームをここまで引っ張ってくることは出来なかったのかもしれない。
撮影 + インタビューの連続
クレイグ元コーチとのインタビューの翌日は、中長距離のルーキー選手である池田瑞紀と垣田真穂にインタビューを実施。2人は今回の『2023ネーションズカップ第1戦』にてエリートカテゴリーデビューを果たす選手だ。
中長距離チームの新ヘッドコーチに就任したダニエル・ギジガー氏にもインタビューを実施。これまでの経験や、コーチ就任に至る経緯などについて伺った。(近日公開予定)
さらに並行して各選手の写真撮影なども行い、あっという間に時間が過ぎていった。
※プロフ撮影では“己の野生を解き放て”といった無茶ぶりに応えてくれた選手たちに感謝です
残念ならがスケジュールの関係で、中長距離チームの練習に同行することはできなかったが、ギジガー新ヘッドコーチと選手たちは存分にコミュニケーションを取り、お互いの理解を沖縄合宿で深めることが出来ただろう。