2月23日からインドネシア・ジャカルタで開催される『2023ネーションズカップ第1戦』。本大会を持って「2024パリオリンピック」への出場をかけた戦いの火蓋が切られる。
この記事では『2023ネーションズカップ第1戦』に出場予定の「2004年・2005年生まれの選手」から、注目選手をピックアップしご紹介する。
なぜ「2004年・2005年生まれの選手」?
トラック競技では、その年に17歳・18歳を迎える選手を「ジュニアカテゴリー」、19歳を迎える選手とそれ以上の選手を「エリートカテゴリー」として分類している。カテゴリー分けがなされているが、18歳以上の選手であれば「エリートカテゴリー」の大会への出場が認められている*。
つまり2023年に19歳になる2004年生まれの選手と、2005年生まれのジュニアでも誕生日を迎えて18歳になっている選手は、エリートカテゴリーの大会に出場することができるということ。言うなれば「エリートカテゴリーデビュー」の世代である。
本記事ではネーションズカップ第1戦にエントリーしている選手のうち、2022年のジュニア主要大会でメダルを獲得した若手選手たちをご紹介する。
※UCI Regulations TRACK RACES 3.2.001
短距離男子
ステファノ・ミヌータ(イタリア・2004年生まれ)
大会 | 種目 | 順位 |
UECヨーロッパ選手権ジュニア | チームスプリント | 3位 |
ケイリン | 3位 |
ベナト・ガライアー ピカベア(スペイン・2004年生まれ)
大会 | 種目 | 順位 |
UECヨーロッパ選手権ジュニア | 1kmTT | 3位 |
短距離女子
アンナ・ヤボルニコバ(チェコ・2004年生まれ)
大会 | 種目 | 順位 |
ジュニア世界選手権トラック | ケイリン | 3位 |
チームスプリント | 3位 | |
UECヨーロッパ選手権ジュニア | チームスプリント | 2位 |
ケイリン | 1位 |
ユアン・リイン(中国・2005年生まれ)
中国の短距離女子選手であるユアン・リイン。2022年は、原則18歳以上の選手のみ出場できるエリートの世界選手権やネーションズカップに17歳ながらも出場し、メダル獲得を果たしている。
あまり見られない17歳での出場経験。なおかつメダルも複数枚獲得。2005年生まれの選手としては、その経験値と実力は間違いなくトップクラスだ。
大会 | 種目 | 順位 |
世界選手権トラック(エリート) | チームスプリント | 2位 |
ネーションズカップ第3戦 | チームスプリント | 1位 |
500mTT | 3位 |
1/2 Page