2022年11月11日〜13日にかけて『2022カリブ諸国選手権トラック』が初開催され、開催国のトリニダード・トバゴが多くのメダルを獲得した。
本記事では、発展しつつあるトリニダード・トバゴのトラック競技についてお伝えしていく。
初開催へ「2.5億円」以上を出資
トリニダード・トバゴの現地メディアによると、「カリブ諸国選手権トラック(Caribbean Track Championships)」が開催されるのはこの2022年大会が初めて。
そして本大会を開催するにあたり、ホスト国のトリニダード・トバゴは2.5億円*以上の出資を行っている。
開催地となったのは、トリニダード・トバゴのクーバ(Couva)にある「National Cycling Centre」。トリニダード・トバゴの他に、キューバ、バルバドス、ジャマイカ、セントルシア、スリナム、アンティグア・バーブーダの計8カ国が出場した。
「UCIクラス2」に登録されている一方で、翌年に開催予定の『2023中央アメリカ・カリブ海競技大会』への出場権をかけた重要な大会でもある。
※1トリニダード・トバゴドル=19.78円 (2022年12月20日時点)参照:Forbes.com
参照:TRINIDAD and TOBAGO NEWS DAY(2022年10月20日)
【TTO女子】4人で7枚のメダルを獲得
本大会で特筆すべき活躍を見せたのが、トリニダード・トバゴ女子短距離チーム。男女合計29枚を獲得したトリニダード・トバゴチームのうち、7枚のメダルを獲得。
全19人いるトリニダード・トバゴチームの中で、4人しかいない女子選手らによってこの7枚のメダルが獲得された。なおアドリアーナ・シージャギャットとジュニア選手のアレクシア・ウィルソンは、初の国際舞台として今大会に出場。見事メダル獲得の活躍をみせた。
また男女において多くのメダルを獲得したトリニダード・トバゴチームは、『2023中央アメリカ・カリブ海競技大会』出場への切符も勝ち取っている。
選手名 | 獲得メダル | |
アレクシ・コスタラミレス | Alexi Costa-Ramirez | エリミネーション銀 チームスプリント金 スクラッチ金 オムニアム銅 |
アドリアーナ・シージャギャット | Adrianna Seyjagat | チームスプリント金 |
フィービ・サンディー | Phoebe Sandy | チームスプリント金 スプリント銀 500mTT銅 |
アレクシア・ウィルソン | Alexia Wilson | スプリント金(ジュニア) |
参照:UCIリザルト, COPACI, TRINIDAD and TOBAGO NEWS DAY(2022年11月20日)