レース巧者のバレンテ

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グロ ケイリンは6位もポイント差をキープ

女子短距離はここまでの総合トップ3が以下となっている。

マチルド・グロ, Mathilde GROS, FRA, UCI Track Champions League, Round 5 London

1位:マチルド・グロ(フランス:110ポイント)

ケルシー・ミシェル, Kelsey MITCHELL, CAN, UCI Track Champions League, Round 4 London

2位:ケルシー・ミシェル(カナダ:101ポイント)

シェーン・ブラスペニンクス Shanne Braspennincx, UCI Track Champions League, Round 1: Mallorca

3位:シェーン・ブラスペニンクス(オランダ:95ポイント)

レース前の注目はグロがこれまでケイリンで好成績が少ないことから、ケイリンの成績次第での、他の選手たちの逆転の有無が焦点となった。

第1戦:1回戦敗退
第2戦:1回戦敗退
第3戦:2位
第4戦:6位

1回戦は先行して1着で決勝へと駒を進めたグロ。

決勝は以下の6人との戦い。

ヘッティ・ファンデルヴォウ(オランダ)
シェーン・ブラスペニンクス(オランダ)
ステフィー・ファンデルピート(オランダ)
マチルド・グロ(フランス)
マーサ・バヨナ(コロンビア)
マリー・クアメ(フランス)

レースはペーサー退避の残り3周でグロが先頭に出ると、オランダの3人組が外から仕掛けてくる形となる。

最終周回では4番手にいたバヨナが一気に加速して位置を上げていくと、グロは失速して位置を落としていく。最終ストレートでオランダ勢をかわしたバヨナが先着、続いてブラスペニンクス、ファンデルピート、ファンデバウ。グロは6着でフィニッシュ。

結果的にはレース前に暫定2位だったケルシー・ミシェルが決勝進出を逃したため、大きく差を詰められることもなく、女子短距離選手たちの最終種目スプリントに8ポイントのアドバンテージを有して臨むことになった。

ケイリン決勝結果PDF

スプリント前、暫定総合順位

1位:グロ:120ポイント
2位:ブラスペニンクス:112ポイント
3位:ミシェル:110ポイント

グロ 2024パリオリンピックに向けて安定した強さを発揮

ここまでの4戦のうち3戦でグロが優勝しているスプリント。安定した走りで最終戦も決勝まで勝ち上がり、対戦相手はケルシー・ミシェル(カナダ・暫定3位)となった。

決勝の前に既に総合優勝が事実上決定していたグロだが、レースは後ろからミシェルを追い込んでの勝利。

UCIトラックチャンピオンズリーグ2022大会、最終日、最後のレースを有終の美で飾った。

女子短距離カテゴリーの総合優勝はマチルド・グロ。2022パリオリンピック大会に焦点を合わせるフランスのスプリンターが2022世界選手権スプリントチャンピオンに加えて、新たな称号を獲得した。

2022シリーズ女子短距離 結果PDF

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