第2戦を終え、上位は5ポイント内に4人がひしめき合う混戦となっていた女子短距離。しかし第3戦ではマチルド・グロ(フランス)が自国開催でリードを得る結果となった。中長距離は2021年、記念すべき第1回大会で総合優勝を遂げたアーチボルドがトップに迫る活躍を披露した。
およそ1か月の間に全5戦が行われ、総合結果で争われるUCIトラックチャンピオンズリーグ。第3戦が11月26日にフランス・パリで実施された。短距離はケイリン、スプリントの2種目で争われるが、ここまでの2戦で両種目で活躍する選手が女子には居なかったこともあり、大混戦状態。
女子短距離は第2戦を終えて暫定総合トップ4が、5ポイント差内の大混戦となっている中の中盤戦となった。
第3戦、開始前は以下の順位:
1位:マーサ・バヨナ(コロンビア)49ポイント
2位:ケルシー・ミシェル(カナダ)48ポイント
3位:マチルド・グロ(フランス)46ポイント
4位:シェーン・ブラスペニンクス(オランダ)45ポイント
グロがホーム開催で強さを発揮
第3戦ではパリ開催もあってか、観客の大歓声を受け、それまで暫定3位だったフランスのマチルド・グロがケイリンで2位、スプリントで3大会連続の優勝を果たし、一気に暫定トップを争う選手たちを突き離すことに成功した。
ケイリンはファンデルピート(オランダ)が優勝、次いでグロ、ケルシー・ミシェル(カナダ)が今大会のトップ3。
Steffie van der Peet upsets the French riders to win the Keirin final!⚡
She snatches the win from @gros_mathilde who takes the provisional lead in the Women's Sprint League#UCITCL pic.twitter.com/KuEB048cpG
— UCI Track Champions League (@UCITCL) November 26, 2022
スプリントはグロが優勝、2位にマーサ・バヨナ(コロンビア)、3位にオレナ・スタリコワ(ウクライナ)。
決勝では先行する形でバヨナ相手に並びかけることを許さずに先着。現世界チャンピオンの強さを見せた。
She's still undefeated in the Sprint so far! @gros_mathilde is the strongest of all in this event since she put the @UCI_Track rainbow bands on!
What a win in front of the French crowd 🇫🇷#UCITCL #trackcycling pic.twitter.com/6bFQOetyL2
— UCI Track Champions League (@UCITCL) November 26, 2022
第3戦の結果を経て総合争いはグロ(83ポイント)、バヨナ(74ポイント)、ミシェル(73ポイント)と、グロが頭一つ抜け出し、第4、第5戦の終盤に向けて調子の良さを示す形となった。