2022年10月14日、フランス・サン=カンタン=アン=イブリーヌで開催中の『2022世界選手権トラック』の男子スクラッチにて、日本の窪木一茂が銀メダルを獲得。この成績により競輪のS級2班への特別昇級が決定した。
一夜明けて15日、この日は出場種目のない窪木に、S級特昇について話を聞いてみた。
マディソンでメダルを獲れば……?
Q:世界選手権スクラッチ銀メダルによってS級に上がりました。実感はありますか?
S級に上がった実感をください!まだ実感がありません。
Q:G3などで中野慎詞選手や新山響平選手などと連携することも今後あり得るわけですが、そうなれば実感は湧く?
はい。でも冗談で「S級に上がったら番手につかせてね」とはずっと言ってたんです。だから気持ちの準備(?)はできてたんですが、でもいざ本当にやるとなると、甘くないんで……しっかり映像を見て勉強していかないとと思います。
Q:目指すところはS級S班、KEIRINグランプリでしょうか?
また競技でメダル獲ればSSかもしれないですね(笑)
Q:でもこの後マディソンが控えています。世界選手権で優勝をすればKEIRINグランプリへ選考される可能性も出て来ますが……?
えっそうなんですか?来年SS?どうしようかな(笑)そうなると頑張り具合が変わってきますね。今村(駿介)にプレッシャーかけておかないと(笑)
Q:(笑)
まあS級S班は厳しいですよ。メダルは獲りに行きますけど、メンバーが良いですからね。赤パンになれば……すごいですね。競輪の恩恵です。
Q:競輪選手が故にこの状況も生まれているわけで。
近谷(涼)選手や一丸(尚伍)選手に「戻ってこい」と言いたいです。
Q:橋本英也選手が先陣を切り、窪木選手が続いた事で「こんな道もある」と後続にも示せたのでは?
お陰様です。
窪木、ワンチャンS級S班なるか?……といった点も含めて、最終日(16日)の男子マディソンをお楽しみに!