2022世界選手権トラック・女子オムニアムは制したのは、この種目の東京2020オリンピックチャンピオンのジェニファー・バレンテ(アメリカ)。オリンピックを先に制したチャンピオンが、初の個人タイトルを獲得した。梶原悠未は13位という結果となった。
パリ郊外のサン=カンタン=アン=イブリーヌで開催中の『2022世界選手権トラック』。10月12日~16日の日程で行われている大会の中日となる3日目に女子オムニアムが行われた。
この種目には各国から24人が参加。東京2020大会で金メダルのジェニファー・バレンテ(アメリカ)、同大会銀メダルの梶原悠未が出場。東京大会で銅メダルだったキルステン・ウィルト(オランダ)は引退してオランダのTV局の解説となって今大会に参加している。
オムニアム
4種目の合計ポイントで競うオムニアム。ルールはこちら▼
前日のエリミネーション種目で落車し、右足に怪我を負った梶原。第1種目のスクラッチでは梶原は7位、第2種目のテンポレースでは20位、第3種目のエリミネーションでは19位と、パフォーマンスが上がらないまま最終種目・ポイントレースに暫定14位で臨む。暫定トップはジェニファー・バレンテ(アメリカ)。
ラップを成功させるも……
レースはトップを争う選手たちがけん制し合う中、下位の選手たちがポイントを獲得していく展開。
梶原は中盤で集団を1周追い抜き&ポイント周回での1着を獲得して30ポイントを加算するが、梶原より暫定順位が上だった選手たちも同じ動きを行ったため、大きな順位アップは出来ず。
その後はポイントを得ることなくレースを終え、最終13位(64ポイント)でこの種目を終えた。
優勝は最終種目前のポイント差を守りきったジェニファー・バレンテが自身初の個人種目世界チャンピオンタイトルを獲得。2位にマイケ・ファンデルドゥイン(オランダ)、3位にマリア・マルティンス(ポルトガル)という最終結果となった。